第13話

行きたくない。

今日は学校に行って新入生に挨拶をしなければいけない

今、ちょっと後悔してる。

訳では無い、なぜなら前に立って決まった事を話して顔をつくるだけだし

それは、いつもやってた、最近はいきなり話かけて来る穂乃香というギャルがいるせいで最近はやらなかったけど

じゃあ、なんで行きたくないのかって?

それはねぇ、穂乃香に今日学校に行って新入生に挨拶することを言ったら、

「一緒に行こう」と言い出したのだ、だが、私は諸々の準備があるために、早めに出発しないといけないので別に一緒に出る必要はないのだが、そういう事を言う前に、自室に戻ってしまったので言えなかった。

言ってやる、「私は、準備とかがありまして学校到着する時間が早いので、一緒に行って学校に行ってもまだ入学式はしてないし多分新入生なので、入学式まで入れないと思います。なので学校に行っても手持ち無沙汰にしてしまうので、あまりよろしくは無いのでしょうか」

と言う感じで言ってやる。と思い

布団から出る。

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電車内のことだった


「お兄ちゃん、学校楽しみだね」


この笑顔で告白されたら全世界の男が99%がハイと答えるような感じだ

つまり、めちゃくちゃ嬉しそうだった。


「そう、ですね」


穂乃香とは反対に俺はめちゃくちゃ嬉しくなかった、なぜならありえない程の視線を感じるのだ、人が視界に入ると、大体はこちらを向いているぐらいな感じ。

いつも、登校のとき一定の視線を集めているが、今日はそれの比じゃない、

理由はわかる、自分がその他大勢とは容姿の良さが違う事などは承知の上だ、なにせ、顔面偏差値999だからネ、それに加えて超絶美少女ギャルの穂乃香がいるのだ、

そんな二人がいたら視線を集めない訳がない。フッ、これが自意識過剰、か

まぁ、今もこうしてこっちを見ている人いるな、本人は気にしてなさそうだけど。


そして、今、なぜ電車のことを話しているかというと、それは少し前、一緒に行くことを拒否しようと穂乃香に話しかけたとき。

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「あの、私は、準備とかがありまして学校到着する時間が早いので、一緒に行って学校に行ってもまだ入学式はしてないし多分新入生なので、入学式まで入れないと思います。なので学校に行っても手持ち無沙汰にしてしまうので、あまりよろしくは無いのでしょうか」


と、前もって決めていたことなので、スムーズに完璧に言えた。


「ああ、うん、そうだね、じゃあ行こ〜」


ファッ!どういうことだ?


「え、あ、えぇハイ」


「あぁ、まぁわかってた事だし学校の最寄り駅に行けるのか自信ないし、ついたらそこら辺のカフェとかお店でお母さんと待ち合わせだし、だからっ、一緒に行こっ」


「ハイ」


なんだろう、わかった上で、提案してたのか、これ以上拒否しても空気悪くするだけだし、しょうがない、一緒に行くか

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と、いうことで俺が丹精込めて作った言い訳が効かず

一緒に今電車に乗ってます。


「で、お兄ちゃん、上野原高校って何があるの?」


不思議そうな顔で聞いてきた。

いや、学校見学とか行ったでしょ、まぁいっか

そう思い、少し考をまとめて、話す


「まず、校舎は3つあります。1つ目はクラス棟、その名の通り私達がいつも使う教室が集まった棟です。2つ目は部活棟、部室などが集まっています。ちなみに空き教室が多いので何か問題が起きたときは大体この棟で起きてます。

3つ目は特別棟、特別教室が集まってます。」


「へぇ~そうなんだ」


と、学校の事について話していたら目的の駅に付いた


「じゃ、ここらへんで、ふらふらしてるね」


「あ、はい」


そう言い俺は学校へ、穂乃香は学生をターゲットにしているであろう商業施設へと向かう

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