青防の守り人(本編)

雪瀬 恭志

第一部:Autistic Conflict

追憶編(序章):Sympathy memory――Past Edition――

第零話:遠い昔の話

 少女が”自閉症”という言葉を理解したのは、五歳の頃だった。


「私から大事な話があるの。聞いてくれる?」

「――うん……」

 休日の昼。二階建ての、白くモダンな住宅。その一階のやや広いリビングで少女は母にそう呼び止められる。母親はその細く、病的に白い手をテーブルに備えつけられた椅子に重そうに引きながら、腰を掛け、少女もそれに倣い、座る。


「――ねぇ、”自閉症じへいしょう”って知ってる?」


「じへ……しょ……?」

 突然、母の口から出される聞き慣れない言葉。少女はそれに戸惑うと、そんな母親は自分の娘を見、続けて「知らないわよね……」と嘆息する。


 いつの間に私は母になにかしたのだろうか。と少女は思い「わたし、わるいこと、したの?」 と自身の母に話しかけると、彼女は顔をひきつらせながら

「えぇ、してる、わ。――それも何時もね」

「いつ……も?」

 いつもしている? どこで? と自問する少女。彼女は眼前に居る母親の顔を見る。

 母親の顔はどこか怒りに満ちているようだった。切れ長の目を更に細く、口はかすかに痙攣し、病的に白い肌をほのかに紅潮させながら、母親はその長く艶やかな黒髪を片手の指で器用に弄り、もう片方の手は、とん、とんと、机に爪を立てながらリズムをとっている。

「――わたし、おかあさんになにかしたの!? なにをしたの!?」

 少女は自分が行ったことを謝罪するため、――否、してしまう。刹那――


 ぶちぶちっ……


「――”なにした”とかじゃないでしょ……!! 

 何時もって言ってるでしょ!?」

 髪の切れる――正確には無理やり抜く音と、途端にリビングに響く、きん、っという金切り声。

「いっつも一人でブツブツブツブツブツブツ……! すぐ泣くし喚くし、”これやって”って言ったこともできないし、なんなの、もう嫌なのよ……!!」

「ひ……っ!」


 とん、とんとん、とん、とんとん、とん、とん、とんとんとん、とん、とん、とん、とんとんとんとん、とん――


 小刻みに早くなるリズム。ついには爪を机に立て、ぎぎぎ、と思い切りひっかく動作をする。少女は母親のあまりの剣幕にひくっ、と喉を鳴らし、急激に顔を青ざめさせ、目に涙をにじませる。

 そんな母親の尋常ではない剣幕に「ごめん……な……さ――」と咄嗟に声を出した直後




 平手打ち。




「ぃ……」

「――痛い? でもね、私があなたからもらったものはもっと痛いのよ……? それが解る!?」

 ぬるっとした感触。よく見ると、母親が先ほど爪を立てていた方の指の頂は出血しており、その手で平手打ちを受けたらしい。

「ぉ……ぁ……さ……血……が――」

「血なんてどうでもいいわ……ねぇ、どうしてくれるの?」

「おい、うるせぇぞ……!!」




「――!」

 瞬間、母と少女の間を一個のプラスチック製のコップが割り込み、そのまま窓ガラスに激突。かぁん……! とプラスチック特有のくぐもった音が聞こえる。

 物を投げた主――男性はその短髪を掻きむしりながらこちらに歩いてくる。

「り、律華りっかさん……! 帰って――」

 きていたのね。そう続ける母はその男性が来ると、同時に自身の娘に目もくれず、男性の言葉を聞くな否や立ち上がり、出迎えようとした刹那




 瞬間、自身の頬をめきっ、と何かで殴打される感覚と異音。それと同時に口腔内に鉄の味が広がる。

「帰ってきたのね、じゃねぇだろオイ!! 風呂もできてねぇのかよ……」

 怒号。殴られた、ということは認知はしている。

 いつものことだ。


 母親が男性――律華から暴力を受け始めたのは少女を出産してからだ。当時、産後うつ状態になっていた母親はそれまでやっていた、どんなにささいな事も嫌気がさし、時には暴れることもあった。

 それに同じく嫌気がさしたのか、はたまた本性が露わになったのか、そこから彼――律華の暴力は始まった。

 最初は”叩く”ような表現が合っているものだったが、それは日に日にエスカレートし、今のような形になった。

 それはなにも母親だけが対象ではない。少女もまた、幼児期こそ被害を受けなかったが、現在は彼の腹の虫が悪いときなどに拳をもらうような、そんな関係になっていた。


 すると突然、頭から引っ張られる感覚がする――髪を掴まれた。

 強制的に顔が上がる。


「」


 がちんっ、と小気味の良い異音がリビング内に響く。顔を蹴られる。先程の音は下顎を蹴られた音だ、と思った直後、テーブルの柱に後頭部をぶつける。

「ぉ……と……さ……」

「っ何見てんだガキ……」

 今度は少女の方に近寄る。彼女は頑なに動かない脚を動かし、立とうとするが思うように行かない。

 少女は眼前の父親を見る。もともと筋肉質な彼から覗く腕の血管は怒張を起こしており、その隆起した太い血管と、彼のその筋肉を見ると瞬時に、自身の身体から血の気が失せていくのが解る。「ゃ……だ……」と、声も絶え絶えになりながら母親を見ると、鼻腔や口腔から赤黒い血液が垂れ流しになっており、めくれた白いトップスの袖から覗く彼女の白い肌には無数の痣と直線上の傷――無数の自傷の痕があった。

 少女は叫ぼうとするが、極度の過緊張で掠れているため声が出ない。

「……ぁ……」

「おめぇもなにか騒いだら何が飛んでくるかわかんねぇからな?? 覚えておけよ」

 半ば放心状態になった少女に、落ち着いた声で話しながらもその声色は荒げたまま、胸ぐらをつかむ律華。

「ご……め……さ……」




「ただいまー……」

 夜六時。部活動とで遅くなった少女の姉は、疲労困憊の身体にむち打ちながら、「……っしょっ……っと」とリビングにあがる。

「誰もいないのかな……? ただい――」

 そう不思議に思う彼女。普段よりも人の気配がないことに不安感を覚えた彼女は、恐る恐るドアノブに手をかける。

 がちゃり、とリビングにあがった彼女を待ち受けていたのは


 異様な光景だった。


 ――正確には血が所々にこびりついたカーペットに、ソファで横になっている父親、そして手前にいるのは紛れもない母親。「おかえりなさい」と返ってくる母親の顔を見ると、顔色が芳しくない。そしてその真珠のように白い肌に、白く、先のほうが仄かに赤い、紙のようなものが見える。それが塵紙と、彼女の血液だと解るやいなや、彼女は床に目を向け俯く。

(あぁ……今日もなんだ)


 彼女の見ているこの”異様な光景”は、何も今に始まったことではない。彼女の妹は所謂”ジヘーショージ”――正確には”えーでぃーえいちでぃー”傾向の強い”ジヘーショージ”……らしい。

 ちなみに、”らしい”というのは自分から聞いたことではなく、両親が言葉の端々で言っていたのをうっすら覚えているだけだからだ。

 そのため、些細なことでもパニックになったり、あるいはあちらこちら歩き回ってしまったりと、らしい。

「お帰りなさい」

「……ただいま。母さん」

 母からの言葉に返答しながら、荷物を置きに自室へと向かう。道中、妹のことが心配になり近づくが「ゅ……ね……」と、恐怖感をあらわにした顔をされたので一旦距離を置くことにした。

(まぁ、そうなるよね)


 幼少期にも夫婦喧嘩はあったが、ここまで劣悪になったのは桜那が産まれてからだ。だからといって彼女――妹に非はないとは思うが、ここまでの道程に関わっているのは確実だろう。

(だからといって……ね……)




 ◇




「――ぃや……だッ!! 母上ぇッッ!!」

「やめてくださいっ!! 冬獅郎とうしろうさ――」

 ある邸宅の和室。その空間を支配するのは、冬獅郎と呼ばれた一人の、長い髭かつ創建な顔立ちをした男。彼は自身の脚に縋り付く妻を、彼女が向こう側にまで交代するほどに力を込め振りほどくと

の時間だ。」

 淡々と話すと、「ゃ……ぁ……だ」と後退りをする少女の端正な顔立ちを、一度、二度と、殴打する。


「ひ……ぎ――」


 あたりに何度も響く、ごんっ……という異様な音。そして、口から血を流し「だ……ぉ……ぇ……」と、声も絶え絶えになった一人の少女を引きずるように別の部屋に移動する。

「――やめてッッ!!」




 ごんっ


「なぜ貴様が《損失者》と言われているかわかるか?」


 ごんっ……


「い……ぎっ……」


 ぱぁんっ……


「それは、《血統》を有していないからだ」


 二度三度と、異常な程あたりに響く音と、うめき声。先程小気味のいい破裂音がしたのは、気絶しかけた少女の気を正気に保たせるためである。

「も……め、なさ……ぃっ……!! ――ぎっ……ぁ……!」

 懇願する彼女に対し、隆々とし、無駄のない身体とごつごつとした拳で、痩せっぽちの彼女の身体に新しい”傷”を形作る。

「い……ぃ……ゃ……だ!」


 少女に《血統》がなかったことが解ったのは、ほんの数ヶ月前のこと。

 初めは厳格なだけで何もなかった家庭環境が、今ではこのような有り様になっている。

 それもそのはず、こうなったのは他でもない彼女であり、同時に、この家系なら誰しもが持っているはずの《血統》を持っていなかったのである。


「落伍者が――いや、使い古された子宮だったのがいけなかったか。まぁどちらにせよ、《再教育》をすることには代わりはない」


「こい」と、冬獅郎は彼女の病的に細い腕を力強く握りながら、ある場所まで引き摺る。


 やがて歩む足が止まると、少女はひくっ、と喉を鳴らす。和室から移動した、地下の”教育部屋”には幾冊もの書籍が置かれており、その奥には、今にも朽ち果てそうになっている木製の無骨な机と椅子が置かれており、机の上は赤黒い染みとが収束し、禍々しい雰囲気を醸し出していた。


「四百年前の大戦で名を挙げた者の中でも、最も多かった名字は何だ?」

「……」

 髪を掴まれ、無理やり座らされた彼女を待っていたのは、散々言われ続けた名家の話。これこそが《再教育》の主たる部分であり、同時に齢一桁の少女には常態化した光景でもある。

「……ぁ……は……し――」




「今日はここまでだ」「……」

 どれほどの時間が経っただろうか、少女は眼前に広がった所々に血糊がついた教科書を見る。

 この時間の間に、彼女は幾度も《再教育》を受けた。不正解なら叩きつけられ、気絶しそうになったら水に顔を沈められるか平手打ちを食らう。

 勉強の際にも、何回妨害されたかはわからない。


「……」

 少女は虚ろな目で、この何も無い”教育部屋”を見渡す。

 灰色の無機質な壁が、彼女と冬獅郎を包み込むように囲っていた。




 ◆




「わ――だ――ね!!」「も――ぜ〜」

 雨の日。クラスメイトが行き交うとある放課後の教室の中に一人、両の耳を手で塞ぎ、震えている少女がいる。彼女は正確にはそれに加え、ゆらゆらと体を揺らしながら目を見開いている。

「――ねぇ」

 ふと、彼女の傍らに何人かの女子が現れる。茶色い髪のショートカットの女子は、少女に尋ねると、反応に遅れた彼女の机を手慣れた動きで。刹那、「――ッ」と瞬時に顔が上がる。

 顔を上げた少女の表情は極度の過緊張によって痙攣を起こしており、その表情を見た女子は静かに片口角を上げる。

「な、なに……? か、華蓮かれんちゃん……?」

 少女は急速に乾いていく口を精一杯動かしながら、彼女の名前を呼ぶ。華蓮と呼ばれた女子は「一緒に帰ろ!」とさも当たり前のように笑顔を作る。彼女の名前は一ノ瀬 華蓮といい、このクラスの花の世話をする係の長を担当する人物だ。

 彼女は先程の言葉に「もー暗いよー? ワタシが来たのにその暗さはちょっと萎えるなぁ」と加え、自身の髪を触る。

「ぇ……ぁ……う、ん」「じゃあ行こっ? ――向こうでみんな待ってるからさ!」

 彼女と少女の関係は、端的に言えば”クラスメイト”、それだけである。それまで関係がなかった訳では無いが、こうして、”一緒に帰ろう”と言われたのは初めてで、先程の口の乾きは何だったのかと思うほどに、思わず「あ、ありがとうっ……」と声が上ずる。

「ふふっ! じゃあ向こうで待ってる! 早く行こー!」

 華蓮は嬉しそうに笑うと、まるで背中に羽が生えたかのような足取りで教室から出ていく彼女。道中、彼女は口角が上がりきっていたが、それには少女は気がついてなかった。




「――あのさ、言っていい?」「? ど、どうしたの?」

 そんな下校道中、わいわい話していた最中、誘い主――華蓮の口から放たれる一言で、一気に空気が変わる。


「気持ち悪いよね」


「え……――」


 足掛け


 正確には歩いている中で、彼女の友人が足を少女に掛けたのだが、その威力は十分過ぎるほどで、つまずき、よろめく少女を次の瞬間には思い切り突き飛ばす。

「――ぃ……がっ……」

 幸い、突き飛ばされた方向にはごみなどが散乱しており怪我はないが、辺りに、むっ、とする生ごみ袋特有の臭気が漂う。

「うわっ!」「てか臭っ、何やってんのさ〜」「ぇ……うぅ……」

 生ごみの臭気に顔を顰める華蓮とその友人たち。少女は立ち上がろうとするが、雨で濡れ、散乱したごみの有象無象とに引っかかり、再度尻餅をつく。途端に上がるくつくつとくぐもった笑い。


「な、なんで……こんな事するの……?」「え〜? 足が引っかかっただけじゃん。変なこと言ってないで立てば?」

「ほら」と友人の一人に差し伸ばされる右腕。手を掴むと、ぐいっと強く引っ張られる。やっと立ち上がれる。そう思った矢先




「え、また〜? 何、かまってほしいの?」「いっ……」

 再度転倒。「てかさ」と華蓮が低いトーンで話し始めると、少女のつややかな、雨で濡れそぼった黒い長髪を掴み、強制的に顔をあげさせる。

「もう終わりにしよ? あと顔もそうだけど、何その胸? ――気持ち悪い」

「ご……めな……さ――」

 みぞおちの上辺りで響く、ごりっ、という重い音。それと同時に「ぎ……っ!」というくぐもった声を出す少女。手を出したのは紛れもない華蓮だ。そして髪を掴んでいたために、ぶつ、ぶつり、と何本かの長い髪が彼女の手に絡みつく。

「――きったな。……まあいいや。で何? これがってやつ? だとしたらだよね。その胸も、その顔も」

 母親譲りの肢体と顔立ち。妙に大人びたその容姿は、華蓮だけではなくその周りのクラスメイトが”この行為”に加担している理由であり、同時に少女の周りから人がいなくなる要因でもあった。

「ぃ……がっ」

 どすっ、どすっというくぐもった音が周囲に響く。華蓮はその音の根源――自身の足を持ち上げると、次の瞬間には横になっている少女に勢いよく足を落とす。

「――ッ! ――ッ!」

 二度、三度と音が重なる。

 浅くなる呼吸。やめて、と声が出ないという状況に比例し、エスカレートしていく”制裁”。

 しばらくすると、泥と雨粒塗れになった少女の服を友人の一人が掴み、強制的に仰向けの体勢にもっていく。

「うわ、エロ」「……」


 はぁ……はぁ……と息をつく少女の服は所々がはだけ、そして汚れており、病的に白い肌と彼女の着ている黒いパーカーとのコントラストはとても妖艶で、そこに濡れそぼった、それでいてくせのない黒い長髪が合わさり、彼女の大人びた風貌も相まって、どこかいけないことをしているようにも見えた。

「――ねえ、ハサミ持ってる?」「あるけど」「え」

 ふと、華蓮の口から発せられる言葉。その言葉に友人――取り巻きたちも若干たじろぐ。「ちょっ、それはやばいって!」と声を張る取り巻き――彼女の友人の声も気にせず、朦朧としている少女の後頭部――艷やかな黒髪にハサミをあてがう。

「ゃ……め……さ」

 まさに、ほくそ笑むという言葉が合っている、珍妙な表情をしながらハサミを持つ華蓮。


 そして――




 ◇




 少女が家に帰ると、母親が宙に浮いていた。


「母上ッッ!! 母上っ……!」

 呼びかけても返答がない。いつもなら少しなりとも返答をする母親だが、今はそのような気配はない。ただ、首に紐をくくって宙に浮いている。


 ――父親と別居してから半年。母親は一言でいうと、ますます病的な人間になっていた。

 最初こそは――もしかしたら最初から病的な人間だったのかもしれない――かすかに微笑んでくれた母親だったが、それも最近は薄れ、まるで死人のような目を虚ろ、虚ろにしているだけだった。

 彼女自身もこの半年間で変わった。「遺伝しなくてごめんね」と話す母親に対し、「遺伝なんかのせいじゃないよ」と、一種の”綺麗事”を吐けるようになったのである。もちろん、彼女自身も”遺伝”という言葉に囚われてこそいたが、別居してからできることも増えたおかげで、”遺伝”について調べることができている。その結果がこの”綺麗事”なのであった。


「うっ……」

 あたりに漂う糞尿のようなすえた匂い。よく見ると、母の履いているロングスカートと下の床にそれらが起因して現れた染みが生まれている。

 そしてそれは、母が絶命していることを残酷に告げるものであり、同時に、彼女に”孤独”という言葉を突きつけるのであった。

「――誰か! いないの!?」

 そうだ、従者と母の親戚がいたはずだ。そう瞬時に思った少女は、浮いている母親の側まで来ながら声を張る。うっ血のように変色した母親の顔を見ると「ひ……!」と表情を強張らせるが、何時まで経ってもそれらは一人も現れない。

「誰か……! ――?」

 ふと下を見ると、端に追いやられたテーブルの上に紙が見える。手に取ると、そこには病的になった母の変わり果てた字でこう綴られていた


 ――遺言書。

 ●●へ

 遺伝なんかのせい●●ないよって●●は言ってくれたけど、本当は解っていました。その言葉で私を励●そうとしてくれていたことも。でも遺伝というのは残酷で、時にその人が選んだ運命や人生すら変えて●まう。


 ほんとうにごめん●さ●。


 冬獅郎さんやあなたのお兄さん達から距離を置けたのは幸いですが、冬獅郎さんは今頃寂しがっていると思います。昔を思い出してみてください。厳格で心温かい人なのは知っているはず●す。


 ほんとうにごめんなさい。


 そして最後に――――――●。




 ◆




 霞にひとつ、華光る。

 好意にふたつ、心実る。


 ”好き”という言葉に嘘はなし。

 想い交わる時を、彼女達に――

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