最終章 ミソフォニアな彼女の付き合い方
第14話 俺病院へ行く!必要なことだかRA☆
迎えた日曜日。
俺と母の2人で耳鼻科へと向かった。
病院内は休日だからか混んでいる。恐らく1時間以上は待たされそうだ。
スマホをいじりながら待つこと1時間、ようやく俺の番が来た。
早速診察室へ入る。
そこで医者に、鼻水のことを伝えた。
その後いくつか質問されたことを答え、花粉症であることを疑われた俺は、
花粉症かどうかの検査を受けた。結果は黒。
俺は花粉症だったのである。
「目がかゆいと感じ続けていませんか?」
と医者に言われてしまった。
「はい、少しかゆいと感じます」
薄々目が少しかゆいと感じていたが、まさかこれが花粉症の症状だとは思わなかった。
今日病院に行ってみて良かったかもしれない。
花粉症だと診断された俺は、薬屋で花粉症用の薬を受け取って、
病院系の用事は全て終わった。
その後ファミレスでランチを食べた後、そのまま家へと帰宅した。
家へ帰宅後、早速LIMEでそのことを白川に報告した。
「こんにちは、今日耳鼻科に行ったら花粉症だって診断された。花粉症用の薬ももらったから、これで頑張って鼻すすりのやつを治してみせるから!」
「私のためにありがとうね。花粉症の薬が無事効くといいね」
「ああ、ちゃんと飲み続けて改善させて見せるよ」
今日のことを無事報告することができた。
「そして俺思ったんだけど、白川さんも病院に行った方がいいかもしれないよ」
「えっ?何の病院?」
「耳鼻科、同じ病院だね。そこに行った方がいいよ」
「どうして?」
「"聴覚過敏"の診断書をもらった方がいいよ。そしたら学校で配慮してもらえる可能性がすごく高くなる」
「聴覚過敏?私がなっている病気はミソフォニアだよ?」
「知ってる。でもミソフォニアという病気は、ほとんどの医者は知らないよね?だけど聴覚過敏なら知っている医者は多い。だからそっちで診断書を書いてもらうんだ」
「そういうことね!でもどうやって親に耳鼻科に行きたいと伝えればいいの?」
「耳鳴りがひどいから病院に行きたい、と言えばいい。そうしたら連れて行ってくれるはず。んでそのときに、医者に聴覚過敏のことも相談すればいい。そして診断書が欲しいことも言えばきっと出してくれるはず」
「なるほど!わかったやってみる」
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