第3話 俺女の子を救うヒーローにならnight☆

教室に入った俺は、友達との会話を普段通り交わして、


HRまで待った。




そしてHRが始まった。


出席確認では特に欠席者はいなかった。


そしてHRが終わり、1時間目が始まった。




どうやらこのクラスにはトイレにいた女の子はいないようだ。


いやそもそも、今日もトイレにいるかどうかはわからない。


なんとしてでも確かめたかった俺は先生に、




「先生、お腹が痛いのでトイレに行ってもいいですか?」




「いいよ 行ってきな」




先生に許可を取り、俺はトイレに向かった。




トイレに入った俺は辺りを見渡す。


どうやら誰もいないようだ。


俺は昨日と同じ個室に入ってみることにした。




すると……!




「ヒック……ヒック……」




……!


昨日と同じ泣き声だ!ということは今日もあの子がいるのか!


つまりその子は俺のクラスの子ではないということが確定した。


となると、別のクラスにいるか他学年ということになるな。




ひとまずここには用はないと考え、トイレを後にした。


そして俺の教室に戻る前に、他のクラスの教室を覗いてみることにした。




2-1は2人いないんだな。


2-3は1人いない。


ということはこの3人の誰かが、トイレにいる女の子ということになるのかもしれない。




他学年に関しては今は調べるのは難しいから諦めることにした。


俺の教室に戻った後は、普通に授業を受けた。


そしてお昼休憩の時間が来た。




「剛~卵焼きとウィンナー交換しようぜ~」




「ああいいよ」




いつもの弁当具材交換タイムを済ませ、弁当を食べる。


……その時!俺の脳内に電流が走った!


「そうだ!あの女の子、お昼休憩になったら一旦トイレから出るんじゃないか?」




いくら泣いていてもお腹は空く。昼食をとるために、購買で何かを買うかもしれない!


仮に弁当でも教室に取りに行くだろう。




だが今日は授業中にトイレに行ってしまった関係上、


今その作戦を実行すると怪しまれる可能性が高いかもしれない。


そのことを考えた俺は、今日は何もせず明日その作戦を実行してみることにした。




その後特に大きな変化もなく学校を終え帰宅し、余暇を満喫して寝た。


次の日学校に登校し、お昼休憩の時間になった。


俺は早速昨日考えた作戦を実行してみることにした。


手洗いを済ませた後、女子トイレの近くで張り込みをしてみる。

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