第2話


 悪魔は「それで彼女も一緒に来るの?」と聞いてきた。

僕は相沢さんに「僕と一緒にいない方がいいよ、もう帰った方がいいよ」と促した。

なのに相沢さんは「私は小松くんが好き同じ能力を持っているんだもん、一緒にいたい付き合って欲しいの」と告白をしてきた。

僕は「はぁ?でも今のところキミには悪魔はついていない、僕と一緒だと危険だよ?」と聞いた。

彼女は「それでもいいの翼くんと一緒にいたいの」と腕を組んできた。

悪魔は「変わった彼女だな、良かったじゃん翼くん彼女が出来て、羨ましいなー」と笑っていた。


 その時建築現場の鉄パイプが歩いていた、お婆さんにバラバラと落ちて来て、お婆さんに直撃していた。

お婆さんは鉄パイプの下敷きになり即死していた。

周りの人達も「キャーッ」と叫んでいた。

地面からは沢山の血が流れていた。

相沢さんはビックリしてアタフタして震えていた。

彼女は「何で翼くん助けないの?」と泣いていた。

僕は「助けたくても助けられないんだよ、あれは、あの、お婆さんの寿命だから、だから僕には悪魔がついて来るんだよ!」

悪魔は「翼くん人聞き悪いなー、そっちが俺が見えるから悪いんだよ!」と怒っていた。

悪魔は「沙友里ちゃん仲良くしようね翼くんは照れてるだけだよ沙友里ちゃんも僕のお友達だね俺が見えるんだから」と言っていた。

 そして沙友里ちゃんは僕に抱きついてきた。

彼女は「沙友里怖いの、だから翼くん私を守ってね?」と聞いてきた。

僕は「分かったよ沙友里ちゃん僕たちは付き合おう」と返事をしていた。


 僕は家に帰ってからボーッとしていた。

僕は(あんなにキレイな沙友里ちゃんと付き合えるなんてウソみたいだな、これは悪魔のお陰だな)と思っていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る