第3話


 ある日婚約者の木原留美から「会って話がしたい」と私のスマートフォンに連絡がきた。

私達はホテルのカフェで会っていた。

婚約者の留美は大きな瞳の黒髪をお団子ヘアーにアップにした美人だった、ピンク色のスーツも似合っていた。

留美は「実と私達は許嫁なのよ、だから実さんとは早く別れて」とバッグから封筒を差し出してきた。

留美は「ここには、お金が入っているわ手切れ金よ」と淡々と言ってきた。

私は「いりません、私は実さんとは別れません!」と席を立ってホテルを出て行った。


 留美との話を実さんに話すと「何だって俺たちは絶対に別れない」と言っていた。

私は「実さん、私達一緒に死にましょう?」と聞いていた。

実は「あ~そうだね、俺たちは許されない仲だ…一緒に死のう圭子

」と答えていた。

私は地方に旅行に行った時にトリカブトの花を買っていたのだ。

トリカブトの花は特に根っ子の部分は猛毒である。

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