一つの小説を読むだけで、一五七もの小説を読んだことになると言ったらどう思うだろうか。そんな一挙両得ならぬ一挙一五七得を実現したのが、この作品だ。タイトルだけで笑い転げたくなる小説、あらすじを読んで思わずツッコミを入れてしまう小説、真っ当に面白いのではと唸らされる小説。そのどれもが爆笑の渦へと招いてくれるだろう。この小説こそが、ありとあらゆるジャンル、モチーフ、テーマを兼ね備えた実験小説の大作なのである。
人が一生で読める文字の数は、無限ではない。タイトルと設定だけ変えた話を何度も読むくらいなら、【タイトルと設定だけ読めばいい】。逆転の発想から成る高タイパ短編集。
企画参加ありがとうございます。1話完結の短編集であう。どれもパンチが効いています。お話というよりはタイトルとあらすじと言った感じですので、肩の力を抜いて読み事ができました。これからも応援しています。頑張ってください!
良かったです!