山手線ゲームの世界に転生してしまった俺、知識チートで無双する
神様の不注意で命を落として異世界転生した青年、小紺 冬哉。
転生前の説明によれば、転生先は彼の「最も強く印象に残っているゲーム」を元にした異世界だという。
そんな彼が転生したのは、幼い頃に家族で遊んだ山手線ゲームの世界だった。
山手線ゲームの勝敗で全てが決まる世界。
「山手線の駅名」以外のお題が存在しないその世界では、当然全住民が全駅名を暗記しており、先手後手が決まった時点で勝敗は確定する。
そこに「勝負を挑まれる側が先手後手を選ぶ」という法律が作られたことにより、既得権益を持つ者が絶対的に有利な環境になっていたのだ。
しかし、人々のゲームを見ていた冬哉は大きな違和感を覚える。
「山手線の駅数は30駅(※2024年2月現在)なのに、どうしてあいつらは先手を選ぶんだ……?」
この世界ではまだ誰も知らない「高輪ゲートウェイ駅」を引っ提げて、冬哉はこのゲームの世界で成り上がる!
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