嫁いできた男爵令嬢が何故か俺を氷の侯爵と勘違いしているけど、本当は薄利の伯爵です

 良い物を安く売ることで財を成し、“薄利の伯爵”の異名を持つモーマク伯爵リハクは、政略結婚のため一度も会ったことのない相手と結婚するように告げられる。

 相手は“談理の男爵”の異名を持つマイスイート男爵家の三女リンダ。

 嫁いできて初めて顔を合わせたリンダから、リハクは「貴方が噂の“氷の侯爵”様ね!」と睨み付けられてしまう。


 リンダが嫁ぎ先を“氷の侯爵”の異名を持つボーダー侯爵リコーだと勘違いしていることに気付いたリハクは、すぐに誤解を解こうとする。

 しかし、冷血漢として悪評のあるボーダー侯爵(ではない)に対して、最初から喧嘩腰のリンダはまるで話を聞いてくれなかった。


 まずは会話を成立させるべく、あの手この手で交流を試みるリハクに、頑なだったリンダも徐々に心を開いていくが……今度はリハクの方が、なかなか自分が“氷の侯爵”ではないことを言い出せなくなってしまう。

 今更リンダが勘違いに気付いたら、“パクリのパク爵”の異名を持たされるかもしれないと不安になったのだ。


 そんな時、“尻の子爵”が現れて……?

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