学年一の美少女に嘘広告にされた俺、塔にいる敵を弱い順に倒して戦闘力を吸収して行くが、明らかに自分より強い相手に挑んで返り討ちに遭う

 クラスでも目立たない陰キャ高校生の田和 英雄は、ある日の放課後、学年一の美少女である広城 環から教室に呼び出される。

 天井まで積み上げられた机と、机の塔の各階にいるクラスメイト達。彼らはそれぞれ、数字の書かれた紙を服に貼り付けられている。

 そんな光景に困惑していた英雄は、環から「10」と数字の書かれたホワイトボードと、エアーソフト剣を渡され、無言の圧力を掛けられる。

 試しに数字の小さいクラスメイトを剣で軽く叩いてみると、叩かれた相手は教室から退場し、机が1つ英雄の側に積み直され、ホワイトボードの数字が加算され―――英雄は基本ルールを理解した。


 このままこのゲームを続けるとどうなるのか。

 何故自分がプレイヤーに選ばれたのか。

 そもそも、何をしたいのか。


 謎が謎を呼ぶ不可思議な状況。

 限られた時間内での推理の後に、英雄が選んだ結末とは……?

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