「学園1の美少女【雪姫】と付き合ってるなんてウソだよね!?」と王子さま系元カノが泣きながら僕に謝ってくるけどもう遅い~僕を溺愛するJKと楽しく暮らしてるので今更ヨリを戻すつもりはありません~
第21話 王子様はクラスでの地位を失う、けど友はいる
第21話 王子様はクラスでの地位を失う、けど友はいる
僕たちの日常が戻ってきた。
本当にびっくりするくらい、直ぐに次の先生がやってきた。
新しい剣道の先生はイケメンで、驚くべきスピードで人気者になった。
……その一方で、人気がなくなった人物もいる。
だれであろう、
『なあ、村井。
どうしてこうも、この手の噂って広まるのが早いんだろう。
僕が肯定すると……みんなが僕に言う。
『どうして別れたの?』
『
『てゆーか、振られたんだろどーせ?』
と、どうやらみんな僕を悪者に仕立て上げようとしていたらしい……。
けど……。
『みんな誤解しないでくれ』
『私が彼に振られたんだ。その理由は私の浮気が原因にあるんだ!』
自分が僕と付き合っていたにもかかわらず、後輩の女子とデートして、キスまでしたと。
『まじか……』『湖の麗人が浮気……?』『うわ……しょっくう……』『てか女同士とか……』
その件もあって、
アルピコ
僕は弁明をしようとしたけど、
罪には罰を、そういいたげだった。
で、その結果どうなったかというと……
お昼休み。
「さーごはんたべるかー」「めしめしー」「腹減ったー」『あれ、こうちゃん出番なしのまま!?
クラスメイトたちが仲良い人たちと、昼ご飯を取る。
そんな中、
「王子様誘ったら……?」「えー……ちょっとないわー」「浮気女はねえ……」「
……そんなことがあって、
でも……僕は立ち上がる。
「姫子、いい?」
「…………ええ、あなたがそうしたいなら」
姫子の了解を取ったあと、僕は
「ね、
「健太……」
僕は
「メシ、一緒に食べない? 三人でさ」
「! い、いいの……?」
「うん。姫子と二人だと、目立っちゃうしさ」
姫子はため息をつく。
「……さっさと昼ご飯食べましょ」
「う、ぐ……うう、ううぅううう……ありがとう……うう……」
ポタポタと涙を流す
たぶんこれから大変だけど、でも大丈夫だと思う。
「ねえ、健太。どうして僕を捨て置いておかなかったの? ほっとけばいいのに」
「言ったろ? 僕らは友達だし、幼馴染みなんだから」
恋人では決してない。
でも他人でもない。
だから、教室で孤立していたら、手を差し伸べる。
それくらいはしてあげる。
「ありがとう……うう……ありがとう……健太……それに、
これで彼女の地位が回復するわけでもないけど、でも、少し心が楽になってくれれば良いかなって、そう思った。
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