カオスゴッドワールド〜無法の神々のオワッてる日常〜
赤はな
第1話「この世の地獄がコッチの天国」
『神々の楽園』
「おい!プラグ!そっちは終わったか!?終わったか!?」
「終わってたらこんな必死こいてやってないっすよ!なんすか!このバカみたいな量は!?担当の世界の調整だけならまだしも!あのクソ野郎のせいで仕事量がバカみたいなんすけど!?」
「そうか!せやったら口より手動かせ!長文レスが!必死か!」
「迅速にくたばれ!大体何でアイツは姫とイチャイチャしまくってるんすかマジで死ね。」
「はぁ.......私、神から逃げたくて堕天した筈なんだけど.....」
「おい!何シュンってしてるんやアリシカ!してる暇あったら女体化して服でも脱いでろや!」
「神ってなんだろう......というか何で私はここに居るんだ......」
自分達は今、馬鹿みたいにな量の仕事に振り回されている。理由は単純自分らのリーダーエレクのせい。大体舐めてるでしょアイツ。
毎日毎日バカみたいな仕事出しやがって。
((絶対に次会ったらブチ殺してやる。))
「はぁぁぁぁぁぁぁ!コレは終わりぃぃぃ!次はコレェェッッッス!」
「あ〜キチゲ解放ぅぅぅ!あぁあぁあぁあぁ!」
「エクセルが壊れたっすよ!アリシカ!蹴り込んで下さい!叩けば治るっす!」
「神って全知全能故の責任とかあるんだよな.....」
「あっ.....もう無理っすねコレ!」ドン
この絶望的な状態......どうしようもない.....
「戻ったよ〜調子はどう?」
その声を聞き、自分たち2+1がそれぞれ目を合わせる。そして.....
「プラグ!アレで行くぞ!」
「了解っす!」
自分とエクセルがそれぞれ強力な対電気のゴムの縄を持ち、に襲いかかる。エクセルは慌てているようだが、もう遅い。
「ふーふー.....フガフガ.....」
「エクセルさん!口はいけました!後少しっす!」
「サンクス!オラ!動くな文明カスが!」
エクセルさんがオラオラオラオラと足と腕を縛っていく。
「ナイス!」
「やったな!」
「さて、コイツどうしますか?」
「とりま死なないこと利用して、首締め続けるか?それとも貼り付けにするか?」
「イエス化させますか!」
「YES!」
「ブンブン ブンブン」
テキパキハキポキ
「完成っすね!」
「せやな!とりま飯食うか!」
「そうっすね!何だかサーモン丼が食べたくなってきましたよ!」
そう言い自分らは食堂へ向かった。
「..........」ジーッ
シュパ
エレクの口を縛っていた硬いゴムを切り裂く。
「......!有難う!有難う!口の方やってくれて有難う!このまま身体の方もお願いします!」
「.......あの.......エレクさん.......1つ......」
「なんだい?」
「神というのは、幾多もの世界を管理する存在ですよね?中にも自分達は3つの世界を共同で協力し合ってますよね?」
「あぁ.....そうだね。」
「その神が、後輩にイカれた量の仕事を押し付けて、自分は担当の世界で紳士面して女の子と飲み歩きですか......?しかも、彼らの仕事と自分の仕事を分からないようにごちゃ混ぜにして。人間より愚かですよ?」
「.......」プイッ
「目を見て話せ。球4個潰しますよ?」
「え........」
(この怒りよう.......もしかしてバレた......?顔変えて取っ替え引っ替えしている事に.....)
「そんな事してたんですか?」
「あっ......もう駄目だ.......」
諦めたいい笑顔のエレクに、なんかもう凄い攻撃が繰り出される。
透明化アイテムで隠れていた、プラグとエクセル。
「あ〜うっま。」モグモグ
「結構えげつないことしてないっすか?」モグモグ
「大丈夫やろ。それにしても......アイツ真面目過ぎないか?」
「そりゃ神に絶望して成り代わろうと、勝負挑んでボコボコに負けた奴っすよ?自分らとは意識が違いますよ。」
「やべーな。多分この仕事1番向いてないやろ。」
「適性があるから天職とは限らないっすからね。」
「ちげぇねぇ。というか、アイツ相手の思ってる事テレパシー的な何かで感じる事できた希ガス。」
「あ......」
ギロッとした目線がこちらに向けられる。
「貴方達もこちらへどうぞ。」
「「逃げるぞ!」」
そう言い両者全力で駆け出した!
「おい待て無法神!神がそんなんでどうする!?」
「バカか!神に絶望した堕天使とやらが、神に誰よりも期待してどうする!?」
「正論はバカとクズには効かないんすよ!残念。乙ですwww」
「というかプラグ。」
「なんすかwww」
「ワイら仕事終わって無くね?」
「あ」
結局その後、エレクも加わり仕事を高速で終わらせたのでした。
カオスゴッドワールド〜無法の神々のオワッてる日常〜 赤はな @kagemurashiei
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