第六章 孫呉、江東立志編
第75話美貌の義兄弟
ひとりは
彼は暴虐の限りを尽くした董卓を一時は追い詰めた
孫堅は実は袁術配下の一武将であった。
孫堅は袁術から劉表を攻めることを命じられ、孫堅はそれを機に独立しようとしたのだが、流れ矢に当たったとも、敵が落としてきた岩や丸太に当たったとも言われ、一時代を築いた英雄としてはあっけない最期を遂げた。
それから孫策は袁術の下に身を寄せている。
彼は誰もが認める超絶的な
だが自分より賢いものや立場が上の者・同様の者にはへりくだり、自分より愚かだと思った者、立場が下の者、逆らうものには容赦がなかった。
『自分より下の』人々には合わせようとしない、意見を全く聴かない、痛みがわからない坊ちゃま気質でもある。
周囲が格下だと思ってしまう名門の血筋からくるプライドの高さが彼にもあった。
よって立場が同じ、もしくはそれ以上の者には評判が非常によく、下からは異常に嫌われていた。
いまひとりを
彼もまた孫策に並ぶ
そしてそれを自覚していたため『
そして彼は音楽にも堪能であった。
誰かが
それは毎回、毎日の日常茶飯事であったので、いつの日か『周公瑾は人の失敗にいちいち目くじらを立てる。
いつしか二人は二人以外に評価するものがなくなり、そのため彼ら二人は異様に仲が良くなった。
それはいつしか『
そして彼らは
人々は彼ら二人を『あの美人姉妹を娶るなんて、なんという果報者だ!』と
「彼女ら姉妹は果報者だ。なんといっても我ら二人を婿にできるのだから!」
と逆に豪語した。
これには人々も憤慨し、『父である
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