第27話
夢の中
「花さん・・・花さん」
少女は二人で仲良くベンチに座って居るカップルに話しかける。だが言葉を聞こえてないのか、返事がない。
「花さん、返事をして、本物のお兄ちゃんを助けて、花さん」
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「ねぇ、優。今日はどうかな?このメイク似合ってる?」
「似合ってるよ!スッピンも昨日も良かったけど、今日のもいいね」
「ありがとう!優!!またするね。」
「うん!」
花はこれが本当の優ではないことはわかって居る。でも話して居る感じは優と変わらないし、仮に本物に会っても、また傷つけてしまう。だからこのまま夢で良いから、優と二人で幸せなままで居たいと思って居る。
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