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ボスが運転する車で、会場となったホテルから走り出した。





「最後の最後で、凄い人達と会えましたね!」




「な!!奥さん2人とも、すげー良い女だったよな!!」




「そこですか!?それもですけど!!」




「怒んなって!

お前が1番良い女だって!!」




「ですよね~!

終わったから、気持ち良いことしてくれるんですよね!?」





運転するボスに言うと、ボスは大きな声で大笑いして・・・





私の一人暮らしのマンションを通り過ぎ・・・





ボスが住んでいる、高級マンションに・・・。


















「・・・お前っ待て待て!!」




高級マンションのボスの部屋の中、ボスの焦る声が響く。

それに対して、私は大笑いをする。




ボスが必死に身体を動かし、抵抗している・・・




でも、私は攻撃の手を止めない・・・




そして・・・




「いっちゃいましたね~!!!」




「・・・お前、強すぎだろ!」




「ボスが弱すぎです!!」




ボスの部屋の広いリビング、そのテレビの前でボスがコントローラーを床に置いた。




「つまんねーよ!!」




「私は気持ち良かったです!!

必死のボスにガンガン攻められて!!」




私もコントローラーを置き、格闘ゲームを終わらせる。




「次何やりますか?」




次にやるゲームソフトを探す為、床に手をつきテレビ台の下に並ぶソフトを1つずつ見ていく。




見ていた・・・




その時・・・




「・・・ボス、社員に手出さないでください。」




ドレス姿のままで、四つん這いのような格好になっている私のお尻を触られた・・・。




「今のは、誘われてると思ったぞ!?」




「何で私がボスのこと誘うんですか!!

ゲームしましょうよ!!

私の気持ち良いことは、ゲームしかないので!!」




「枯れてんな~!

どのくらい男とやってねーんだよ?」





そんなことをボスに聞かれ、答えたくなかったので立ち上がった。





「そういうこと、社員に聞いたらセクハラですから!!」




「やべー、俺聞きまくってる!!」




「知ってます!!」




「手は出してねーから!!」




「・・・それは、知りませんでした。」





社内や飲み会でのボスの感じだと、当たり前のように手を出しているのだと思っていたので驚いた。





「次は、俺の気持ち良いことだろ!」




「貴族達の戯れに付き合ったので、その交換でゲームですから!!」




「俺、名刺交換とか気持ち良くねーから!!」




「それはそうかもしれませんけど・・・。」




「お前ばっかりズルいだろ!

次、俺の番!!!」




上手いこと言いくるめられ・・・




高級マンションのボスの部屋の寝室、そのベッドの上でドレスや下着を一瞬で脱がされ・・・




そして、ボスも・・・。




電気は消えているけど、まだ夕方で・・・




乱暴に閉められたカーテン、その隙間から少し光が入り・・・




ギラギラした目をしながら笑う・・・




裸のボスが、現れた・・・。





「そんな緊張すんなって!!

お前のこともガンガン気持ち良くしてやるから!!」




「でも、ボスとこんなことするの・・・嫌だな~・・・。」




「今彼氏いねーんだろ?」




「いませんけど・・・」




「だったら、いいだろ・・・」




「でも・・・っ」





言いかけた時、ボスに口を塞がれた・・・。





そして、あっという間に、私の口の中に舌が入ってきて・・・





「・・・お前、やべーな・・・すげー気持ち良い・・・」





ボスがそう言いながら・・・





凄い気持ち良いキスをしてくる・・・。





5年ぶりくらいに、誰かとキスをして・・・




しかも、滅茶苦茶気持ち良い・・・




これは、マズイ・・・




これは、マズイ・・・




攻略される・・・




ボスに、攻略される・・・。




怖い、と・・・思う。




ボスに攻略されるのが、怖いと思う・・・。





「ボス・・・もう、やめたいです・・・」




「・・・なんでだよ?」




「なんか、怖くて・・・。」




「怖いって、なんだよ・・・?

お前・・・いつぶり?」





ボスが私の身体の間に入り込み、両手で私の胸の先を刺激してくる・・・。





「そういう怖いじゃなくて・・・っ」




「・・・怖いとか、言うなよ。

やめなきゃいけねーじゃん。」




「やめて欲しいです・・・。

怖いですっ、怖い・・・っ!!」





気持ち良くなっている胸、その上にあるボスの両手を掴む。

そしたら、ボスの手がすぐに退かされた。





「・・・好きな男、いるのか。」





それには何も答えず、私の身体から少し身体を起こしたボスの胸を両手で押す。





「私は、恋愛とかそういうのは苦手です。

そのゲームは、苦手です。」





そう答えると、ボスが小さな声で笑った。




「俺も!」




「あり得ないんですけど。」




「俺もそっち系は苦手!

だからオジサンになっても独身だしな!」




そんなことを笑いながら言って、私の身体の間から退いた。

そして、ボスはまたスーツのワイシャツを着ていきながら、私を見た。




「俺達、結婚するか!」




「・・・結婚か~。」




「お互い恋愛が苦手なら、結婚すればいいだろ!」




ボスが私にドレスを渡してきた。




「親に挨拶行くぞ!」




「え~・・・本気ですか?」




「冗談でこんなこと言うかよ!」




「さっきも言ってたじゃないですか。」




「あれも冗談じゃねーから!

早く着替えろ!」




ボスに急かされ、渋々ドレスを着ていく。

完全に流されていると自覚している・・・




「こんなんで、いいんですか?」




「仕方ねーだろ、お互い恋愛苦手なんだから!

俺のこと、嫌いじゃねーだろ?」




「嫌いどころか、好きですけど。」




「俺も俺も!!」





そんな軽い流れで、話は進んでいき・・・。

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