ある冬至の日のこと。

冬至の日。

今日も建設中だった神殿の石をどんどん積み上げていった。

「お前、地下の岩と岩の間をこの石粒で埋めてこい。お前が遺失物にならないように気をつけるんだぞ。」とネタなのか?ガチなのか?よくわからない任務を任された。


神殿の中に入る。そこは1階だ。

当然のことながら1階だ。

別に大事なことではないけど、

2回言った。


そして、作業中の奴隷仲間に、

「下へ降る階段はどこ?」

って聞いても

「知らない」

と色んな人たちが言ってくる。


知らない。知らない。

私だって知らないのに。


「はぁ」と

言って何もない大きな岩のところにもたれ掛かると、

その岩が簡単に動いてしまって、

私は背中から地下へダイビング。


「いててて……」

そんなに高さはなかったので、

大した怪我にはならなかった。


「ここはどこだろう。私、こんなところ来たことない。」

と、小声で呟いた。


下へ降る階段とまばゆい太陽の輝きが

地下へ向かうのに存在していた。


「どういうことだろう。」と

今度は内心思った。


階段を下へ下へとゆっくりと小石が入ったバケツを持ってゆっくりと降りていった。


地下一階??に当たるのだろうか?

辺り一面、鏡のような石でできており、

向こうから来た光を反射していた。


と、その時だった。


寒いつむじ風が私の方に吹いてきた。


その風は高速に時計回りにグルグルグルグル回転しはじめた。

私も段々と持ち上げられていく感覚があった。

というか持ち上がっている。


強風に巻き込まれてしまった。

あぁ、私は風に巻き込まれて死ぬのだ。

と思った。


しかし、なぞの灰色の間に飛ばされてた思うと、

全然別の違うみたこともない、

石とガラスがそびえ立つ空間に来てしまった。


私は松林の中にいる。

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バビロンの奴隷転生-現代日本で経済無双- メグルハ @meguruha

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