◆野中視点 膨らむ股間

 体よくオレは、爆乳美熟女のご自宅にお邪魔した。


「どうぞ、適当にくつろいで」


「ありがとうございます」


 キッチンへと向かう後ろ姿を眺める。


 相変わらず、乳だけじゃなく、尻もすごいな。


 早く、あの豊満なカラダをモノにしたいぜ。


 昔からイケメンでモテまくりのオレは、いろんな女とヤッてきた。


 けど、あれだけ年上の女を相手にするのは初めてだから。


 今まで、BBAなんてゴメンだって思っていたけど。


 あれだけ良いオンナなら、話は別だ。


 オレ様も遅ればせながら、熟女ブームに乗っかろうかなっとwww


「はい、どうぞ」


 前かがみになって、谷間がチラリ。


 ほんと、いちいちドエロい美熟女だな。


 ていうか、柴田はもうこのカラダを味わいつくしたんだよなぁ。


 まったく、うらやましいやつだぜ。


 まあ、これからは、オレが味わいつくしてやるけどな。


「いただきます」


 オレは冷えたウーロン茶を飲む。


「くぅ~、染みる。美人のママさんが淹れてくれたから、なおのこと美味いっすわ」


「野中くん、お世辞が上手なのね。きっと、モテるでしょ?」


「まあ、そうっすね」


「じゃあ、娘と別れても、すぐに……ああ、ごめんなさい」


「いえ、平気っす。てか、オレよりも、やっぱりママさんっすよ」


「えっ?」


「マジでもったいないですって。これだけ美人でスタイルも良くて、若々しいんだから。もっと、男遊びをした方が良いと思います」


「遊び……」


 ママさんの表情が、ふっと曇った。


 きっと、柴田のことを思い出しているんだろうなぁ。


「……私、ちゃんと真剣だったわ」


「はい?」


「あっ……な、何でもないの」


 ママさんは、自分の気持ちを落ち着けるかのようにして、紅茶を飲む。


 良い歳して、純情だなぁ。


 まあ、その方がそそるけど。


 もっと、攻めて、いじめたいところだけど……


「じゃあ、オレはこれで失礼します」


「あら、もう帰るの?」


「はい、また今度、ゆっくりお話しましょう」


 出来れば、連絡先を交換しておきたいけど……まあ、それもまだ、時期尚早だな。


 女ってのは、追いかけると、逃げるからな。


 これくらいのアプローチが、ちょうどいい。


 逆に、女を呼び込むからな。


 オレって、本当にモテ男だわ~。


「気を付けて」


「はい、ママさんこそ。元気だしてくださいね」


「えっ?」


「じゃあ、お邪魔しました」


 俺は白井家を後にする。


 てか、ちょっと話しただけで、マジで股間がパンパンなんだけど。


 適当な女に連絡して、抜くか……


「んっ?」


 ふと、前方から歩いて来る女が、1人。


 先ほどのママさんと同年代くらいの……すげえ良い女。


 スーツ姿で、ビシッとして、キリッとして。


 ショートカットがよく似合う。


 全体的に柔らかい雰囲気のママさんとは、正反対のタイプ……


 オレがついつい、見惚れていると、向こうもこちらに気が付く。


「おや、君は……息子と同じ学校の制服だね」


「へっ、息子?」


「てか、君もしかして、ハルちゃん家から出て来た?」


「ハルちゃんって……美帆のママさんのことっすか?」


「そうそう。てか、君が美帆ちゃんのカレシくん?」


「えっと、元ですけど」


「ああ、別れたんだ。まあ、そんなもんだよね~」


 何だ、この女は。


 先ほど、美帆のママさんと話していて、股間がパンパンだった。


 けれども、この女性ひとと話していると、何だか……胸が苦しい。


 まさか、このオレが……


「……あの、もしかして……あなたは……」


「どうも、初めまして。柴田一平しばたいっぺいの母です」


「し、柴田の……ママさん……あの、お名前は?」


「んっ? 下の?」


「は、はい」


彩乃あやのだけど……どうしたの?」


「い、いえ、何でも……失礼します」


「はい、どうも~」


 ゆるっと手を振る彼女の横を、オレはそそくさと通り過ぎる。


 途中、オレはふと足を止めて、振り向く。


 玄関ドアに手をかける極上の女を見て、心拍数が急上昇する。


 股間だけでなく、心臓までもが爆発しそうで。


 オレは仮にもサッカー部で鍛えた健脚を飛ばし、速攻で自宅を目指した。


 久しぶりに、死ぬほどシコりたい。







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