内教坊
かたくなに(意地を張って)見送りに出なかった阿古久曾の母・
他の舞や
「
言われて、五節の師は
内教坊の妓女たちは、互いを
妓女たちと女嬬たちは、空寝する五節の帥の周りに座る。
「あこくそ、どこ~」
妓女の一人に抱えられた
「見たでしょ。
「ど~こ~」
『父君』を知らない子は聞き返す。母は子を揺すった。
「
「――私は、会わせたくないなあ~。
妓女の一人が
――どちも(どちらも)、
舞や
「
引き
やがて(すぐさま)
「阿古久曾、帰って来るんでしょう」
「今日だけじゃないの」
「そうじゃないかと思ってた…」
「やめなよねっ。あんた、いつもそうやって、後から『知ってました~』って言うのっ」
「阿古久曾には言ったの」
五節の師は、空寝して答えない。
今日の
五節の師は、それを妓女たちと女嬬たちにも、阿古久曾にも言っていなかった。言えなかった。
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