閑話 王宮での稽古にて。

「昨日ぶりだね。ロイ。」


「ああ(苦笑)、レオン。ルイスは、来ないの?」


「兄様は、剣術は得意じゃないから、来ないんだよ。ここは、ある程度の実力があると親に認められないと来れないから。」


 そういえば、そういう設定もあったな。


「なるほどね。じゃあ、レオン、一回手合わせしよ?」


「いいよ。」


「リテル、審判頼める?」


 俺は、近くにいたルイスに声をかける。


「いいけど、、、。とうさm、騎士団長たちがいるから、稽古つけてもらわなくていいの?」


 今日は、騎士団の人たちが何人か来た。


 稽古をつけてくれるみたい。


 王族専属の人が多いし、稽古をつけてもらうのは、あとの方がいいだろう。


 騎士の人たちは、差別を嫌っている人が多い。


 だから、全員に教えるだろう。


 俺は、この中だと強い方だし、次回とか少し待った方がいい気がするな。


「次回でいいかな。教えてもらっている人、多いし。」


「確かに。でも、俺、ロイと一緒にとうs、騎士団長の稽古を受けたいから、次回一緒にやろ。」


「いいよ。じゃあ、審判よろしくな。」


「ああ。じゃあ、、、始め!」


 レオンの剣は、俺と相性が悪いな。


 押しにくい。


 楽しいな。


 負けるか?


 でも、ここで一撃入れれば、、、勝てる。


「勝負あり。ロイの勝ち。」


「ありがとう、レオン。楽しかった。」


「よかった。俺も楽しかった。あと、、リテル・クーリァ様、審判ありがとうございます。」


「いえ。こちらこそ。見てて楽しい試合でした。」


「同い年ですし、話し方、砕けませんか。」


「いいですよ。」


「リテル、ありがとう。」


「いや。レオン、俺とも手合わせしよう。」


 そして、二人は手合わせすることになり、俺は審判をした。


 これは、俺がまた攻略対象をキャラ変させたときの出来事であった。

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