第8話 妹がかわいすぎて困りました。

「なにして遊びたい?」


 前世の俺が聞いたら絶対引くような甘い声でかわいい妹に話しかける。


 てか、ヒロインを攻略するなら、落とし方も考えないとな。


「お兄さまとお人形さんで遊びたい。だめ?」


「いいよ。レイナの部屋で遊ぼっか。」


「やった~!」


 うん。


 うちの妹は、かわいい。


 「だめ?」っておねだりかわいすぎ。


 喜んでいるのもかわいい。


 うちの妹かわいすぎ。


 レイナの部屋にいくこうとしたが、前のロイさまは本当に妹に関心がなかったんだなと思った。


 記憶にレイナと話した記憶はあるものの部屋の位置がわからない。


 その瞬間妹の部屋に言ってはだめだと言う設定があったかを探る。


「お兄さま、どのお人形さんを使う?」


「レイナに選んでほしいな。レイナは、どれにしたの?」


「あのね、このお姫さま。じゃあ、お兄さまはこっちの王子さまね。」


 かわいいレイナを見ていると、もう設定などなんでも良いように思える。


 シスコン化がだいぶ早まった。


「わかったよ。」


「王子さまがお姫さまを助けるの。お姫さまは悪い人に捕まっているんだよ。」


「はーい。お姫さま、助けに来ましt」


ーバーン


 勢いよくドアが開いて、そこにはいた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る