25話目

亜希さんが俺の彼女?全く記憶にない。



「記憶が無いのも無理ないわ、だってあなた、あたしに夢中だったもの」



記憶が失われるほど夢中だったのか、恥ずかしい。



「とりあえずよろしくね翔」


「ああ、よろしく、亜希」



亜希と話していたらみんながものすごいスピードで俺に抱きついてきた。



「おぅわっ!」


「へへへ♪」


「…逃がさない」


「先輩…もう我慢できないです…」


「翔くん、なんか体が熱くて…」


「ええぇ!みんなどうしたの?」


ピピピピピ!!!!


スマホの電話が鳴り出した、どうやらお父さんからの着信のようだ。



「はい、もしもし」


『翔、今モテまくる体質のことを調べていたんだが昔にも翔みたいな特殊なやつがいたらしい』


「そうなんだ!」


『ああ、そうだそれでその人も彼女を沢山作っていたんらしいんだが7人目の彼女が出来た時から1ヶ月に1度だけ彼女達の性欲が高くなるらしいんだ。』


「え…」



俺は「まさか」と思った。



『その1ヶ月に1度の頻度はランダムらしいから気をつけろよ〜』


「わかった、わざわざありがとう。」


『じゃ、またな』



ガチャ



「翔くん〜早く行こうよ〜」


「翔もうダメ…」


「なんか私も変な気分になってきちゃったわ」


「亜希も?早くない!?」



今は朝の10時、朝からヤるのか…しょうがない。



「わかったよ」



そして俺はいつもの部屋に向かった。

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