5話目

引越し当日、俺は朱里と一緒に新居に来ていた、



「…でっか!」


「でかいね…」



そこには、某タヌキのようなロボットのアニメのお金持ちの家よりも遥かに大きい家があった。



「いくらなんでもデカすぎだろ…」


「とりあえず入ってみようよ」


「そうだな」



俺は言葉を失った、メイドがいたのだ、この家は広すぎるから当然だと言えばそうなのか。



「お帰りなさいませ、ご主人様」


「あ、え…はい」


「私の名前は月詠 愛梨と申します、今日からこの家で働かせていただきます。」


「お、俺の名前は星月 翔です。」


「私の名前は星月 朱里です。」


「お荷物をお持ちします」


「ありがとうございます」


とりあえず家を一通り見てみる、改めて思うがマジで広い、リビング、厨房、浴室、と、見ていくと部屋が20もある、僕の奥さんたちの部屋だろうか部屋がホテルのように並んでいる。


そして寝室、俺はびっくりした、ベッドがデカすぎるのだキングの倍はある、まさか奥さんと一緒に寝るんだろうか。



「わぁ!!大きい!!これでいっぱい寝れるね!」


「ああ、そうだね」



いっぱい寝れるというのはちょっと意味がわからないが、まあいいだろう、朱里が喜んでいるのだ。



「あっ!!今日は一緒にお風呂入ろうね!」


「う…うん」



そうだった、朱里はこういうことを普通に言う性格だった。

俺は大丈夫だろうか。

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