3話目

朱里に告白した後、俺たちはまた座っていた。


「「……………」」


沈黙が流れる中朱里はいまだに顔を赤くしている。


「えーっと、おばさんたちに聞いてるかもしれないけど俺は父さんからハーレムを作れって言われたんだけど朱里はハーレムを作ることは嫌じゃない?」

「嫌じゃないよぅ、だってハーレムを拒否して振られるより一緒にいた方が幸せだもん!」

「ありがとう」


ちょっと喋っている時の顔が怖いような気がしたが、ハーレムを認めてもらってよかった。

その後俺は朱里の家を後にし、家に帰ってくると既にもう辺りは暗くなっていた、俺が帰ってくると同時に父も帰ってきていた。


「父さん!朱里が体質のことを知ってるなんて聞いてないぞ!」

「あっ、翔には言ってなかったか すまんすまん。あと、お前には一人暮らしをしてもらう」

「え?」


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