第24話 触れ合い

「あのさ、ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」

と彼が言い出したので、仕方なく答えてあげましたわ、

すると彼はこんなことを言ってきたのです。

その途端私の心臓が激しく動いて、呼吸が苦しくなったような気がしましたわ。

でもそれでもなお耐え続けましたけれどもそろそろ限界にきてしまいそうでしたし、

もう諦めて彼に告白することに決めました。

でもその時でした。

蘇芳さんが私に告白してきたのですよ。

まさかの展開すぎて驚きましたが同時に嬉しさもあって少し涙が出てきましたよ。

それで私は言いました。

「ありがとうございます、私もあなたが大好きです」

って答えたら彼も喜んでくれたみたいでしたから嬉しかったですね。

その後は彼が優しく抱き締めてくれましたので、

でもなぜか途中で私の体から何かを吸い取ったような感覚がありましたけど気の所為だったんでしょうか、

いや、まさかそんなことはありませんですわよね。

まあ今はそんなことはどうでも良いのでしょう。

今は彼に愛を囁かれたのですからね、とても嬉しいと思っている自分に気が付きましたら

自然と笑みが溢れてきちゃいまして仕方がありませんでしたですね。

「ララ、愛してる。ずっと傍にいて欲しいんだ」

そう彼に懇願してみたら彼はこう答えたんですわ。

そしてその後私達は誓いを交わし、口づけをかわしたのですわよ。

「ララ、ふき城の代行の目標は何ですか? また、それに見合う実力を持っていると思いますか?」

「そうですねえ。まず第一に、彼女は強い意志と勇気を持っていますわ、

そして彼女の行動によって多くの人々が影響を受けて、

結果的に大きな変革をもたらすことになるかもしれませんね。

次に彼女の能力ですが、それはとても強力である一方、

その強大さ故に彼女自身の心身を蝕んでしまうというリスクもあるのですけれど……」

ここで言葉を途切れさせる彼女に対し、私が先を促すかのように頷くとそれを受けてさらに話を続けていく。

「でもその力は今後もさらに育て続けられていくことだろうと思っています、

可能性は未知数ではありますが、とりあえず自信過剰なところはあるかもしれませんけれど実力はかなりのものですし、

ただ単におバカちゃんって訳じゃないんですよ!」

と彼女は力強く語った後、私にウインクをしてきた。

どうやら私のことを励ましてくれたようだ。

その優しさに嬉しくなった反面恥ずかしくなり赤面してしまったのが、自分でもわかってしまい余計に顔が熱くなってしまいましたわ。

そんな様子を見てクスクスと笑うララを見て、さらに恥ずかしくなってしまった私なのだけれど、

今は我慢しなければいけないのでグッと堪えつつ次に進むことになったわけであるけれどもね。

そして私は改めて思ったのである、仮面舞踏会というのは本当に不思議だと思う。

この会場にいる人々は、みんな個性豊かで楽しい人達ばかりなのだ。

だから私もついつい羽目を外し過ぎてしまうところがあるけれど、それはしょうがないことである。

だってそういう場所なのだから、自由に楽しんではいけない理由が見当たらない。

むしろ、そうあるべきだと思うのだ。

だからこそ、私はこれからも仮面舞踏会を続けていきたいと考えている次第であるのだが、

ここで問題が発生する可能性があることを自覚している彼女はそれをどのように解決するかについて考えることにするのである。

さて、どうなることかと心配していた蘇芳さんですが、

彼は私を強引に連れ出して森の中を歩いている最中に彼が足を止めて振り返りますのね、そして私にこう言ってきたのですわよ。

「ねえ、ララは僕のこと嫌いかな?」

と聞かれたのでどう答えたらいいのかわからずにいる私に彼は続けてこう言うのですわよね。

「僕はね、君の事が好きなんだ」

って言われてしまうと顔が赤くなってしまって、もうどうしたら良いのかわからなくなってしまうわけですから

私も自分の気持ちを正直に伝えようと思ったのですが言葉が出てこなかったですのよ、

そのせいで蘇芳さんは怒ってしまったみたいですね。

そして、いきなり私に詰め寄ってきたんですよね、怖かったですよ本当に!

彼が近づいてくるうちにどんどん近づいて来てこのままぶつかるという瞬間のことだったでしょうか、

一瞬目の前が暗くなったと思ったらいつの間にか意識が無くなっちゃってましたんですわ。

だからその後どうなったのか全くわからないんですけど、後で聞いた話によるとどうやら彼は

気絶した私の服を脱がせたりして襲いかかっていったみたいですね。

そんなことするなんて酷い人だなぁと思うわけですが、

まあ仕方がなかった部分もあるのでそこは多目に見るべきですよね。

とりあえずここは、彼を許してあげることに致しますね。

それにしてもこの方ったらとても元気でいらっしゃってですね。

ほんと、私の体が持つか心配になってしまいます。

だけど彼に求められるままに応えざるを得ないわけでして、

でもまあ悪い気はしないわけですけどね!

そんな訳で、私は今日も彼に抱かれて気持ち良くされてますし幸せだなって思ってますからそれでいいんですよ、

今はただ彼と一緒にいればそれで満足ですから何も文句はないですね。

それに毎日このように触れ合えるわけですからそれだけで十分に満たされているのですし、

これ以上のことは望まないようにしたいと思っていますもの。

だって別に何か得があるわけでもないでしょう?

だからこれでいいのですとも!

そういうわけで、これからも変わらずに過ごして行きたいという気持ちもあるわけで、

そうすることで常に変わらぬ日常を送っていけたら良いなと考えていますね。

まあ難しいかもしれませんが、それでも努力していくしかないですよね!

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