第21話 私は彼の事が!!
お互いの体温を感じながら、夢中で舌を絡め合い唾液を交換していきました。
そして、キスを終えると今度は蘇芳さんから告白されたのです。
私は驚いてしまいましたが、すぐに返事をしました。
答えは、もちろんイエスです。
こうして私たちは恋人同士になったのでした。
(あ〜幸せだなぁ)
そんなことを考えなから、私は今日も彼との愛情を深め合うために頑張っているのです。
彼と一緒に街を歩いていたら偶然にも蘇芳さんを見かけたので声を掛けたんです。
そしたら彼は喜んでくれて、そのまま一緒に散歩することになったんですよ。
「それで、蘇芳さんはどうしてこんなところにいるんですか?」
と聞くと、彼は
「ララに会いに来た」
と言ったので思わずキュンってしちゃってしまいました。
その後は喫茶店に入ってお茶しながら色々話してたんですけど、話が一段落したところで彼に告白されたんです。
もうびっくりしちゃいましたよ。
「実は、ララのことを愛しているんだ」
って言われて、もちろん私も彼のことは好きですよ。
でも、まさか告白されるなんて思ってもいませんでしたし、それが嬉しくもあってすごくドキドキしてました。
そんなわけでOKを出したら彼ったら泣きだしてしまいましたが、
そういうところも含めて全部可愛いと思ってしまうんですから、やっぱり惚れちゃってるんでしょうね。
というわけでお付き合いすることになった私たちなのですけど、今はデート中なので楽しみたいと思います。
「それにしても、どうして蘇芳さんはララに会いたいと思ったんですか?」
と聞くと、彼は照れ臭そうにしながら答えました。
「実はね、君と別れた後もずっと君のことが頭から離れないんだよ」
それを聞いて嬉しく思っていると、今度は彼の方から来たのでキスをしたんです。
すると彼ったら興奮したのか、またしてくれました。
それから私たちは何度も口づけを交わすようになりまして、
「んっ、ちゅっ、れろっ……はぁ……」
とかやってました。
それがとても気持ちよくて癖になりそうですし、もう止めることができないくらいにハマっています。
その後もしばらく続けているうちに体が火照ってきたのでベッドに向かったのですが、服を脱ぐとお互い裸になって体を重ね合わせた状態で抱き合います。
その際に私は彼の鼓動を感じ取りながら幸せを感じていると彼もそれに応えるように頭を優しく撫でてくれたりといろいろと気を遣ってくれて
嬉しくなった私は激しく抱き合って最後は幸せそうに微笑みながら今夜も、愛されづけるのでした。
「ララ、愛してるよ。君以上に素敵な女性は出会ったことがない」
と言ってもらえれば十分すぎるほどでして、これ以上望むものはなかったのです。
そして彼と共にいる日々を過ごす中で、だんだんと彼のことをもっともっと知りたくなっていったんですよね。
「なあ?」
そう声を掛けてきたのは蘇芳さんでしたが私は無視したのでしたけど彼は続けてこう言ったのでした。
でも私はそれすらも気にならなかったので何も答えずにそっぽを向いていると彼が近づいてきてこう言ったんです。
「おい、聞こえているのか? 無視するなよ。聞いているのか?」
そう言われた瞬間に、私は我慢できなくなって思わず叫んでしまいました。
「うるさいわね、ほっといてって言ってるじゃない!!」
と、すると蘇芳さんは悲しげな表情を浮かべながら私に謝ってきたのです。
「ああ、ごめん。俺はただ君のことが心配で……」
と言い終える前に彼を突き放して走って逃げ出してしまいましたからね。
本当に何なんでしょうかねあいつは、そもそもなんで生きてるんですか!?
って思いながら必死に逃げ込みましたから大変疲れてしまいましたよ。
そんな感じなものですから、とりあえず今はそっとしておきたいんですけれども、
やっぱり気になってしまうわけでありまして、どうしたもんかと思ってしまいますわ。
そうなんですよねえ〜だってぇ、私が死ぬ訳無いじゃないですか、絶対死んだりしないもんね。
だってまだ、やりたい事もたくさんあるのに、それなのに、何でこんなことになってるんだか、
不思議だわ。
「はぁ〜……これからどうしよう」
そう呟いてから、また深いため息を吐いてしまうのでした、
それから暫く考え込んでいるうちに眠気に襲われてしまい眠ってしまったのですが、
目を覚ますとある場所に立っていたのですけれど、ここ何処でしょう。
全く見覚えの無い場所でして困りましたねえと思いつつ辺りをきょろきょろと見回すことにしたんですけれども、
「あれ、誰もいない?」
そう呟いてみると、後ろから声をかけられたのでした。
私は振り返って声の主を確認すると、そこにいたのはあの忌々しい蘇芳さんだったのでした。
しかし彼は全く悪びれた様子もなく私に近づいてきました。
「やあ、また会えたね」
と言うので腹が立ちましたが無視して通り過ぎようとしたのですが、彼に腕を掴まれてしまったのです。
そしてそのまま抱きしめられる格好になってしまったのですが、抵抗しようとするものの何故か思うようにいかないんですよねぇ。
まあそれはさておき彼の腕から逃れようとすると彼が一言だけ言いましたわ。
「逃げないでくれよララ……」
って言われましてもう完全に諦めちゃったんでして今は大人しくしてることにしちゃいましたわ。
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