第5話 再会

こうして、ララはレイの心を魅了してしまったのである。

その日から、二人は毎晩のように体を重ね、愛し合うようになった。

しかし、それと同時に、彼女は後悔の念に苛まれるようになった。

(どうして私はこんなことをしてしまったんだろう?)

それは、彼女の心の中に迷いがあったからだ。

そんな時、ララはある出来事をきっかけに、自分が何をしたいのかが分からなくなってしまった。

そこで彼女は改めて自分自身を見つめ直すことにし、旅をすることにしたのだった。

そんなある時、彼女は再びパキラと出会うことになる。

そしてパキラの口から語られる衝撃的な事実を知り、彼女は自分がやらなければならないことに気づくのだった。

(そうよ! 私は、レイのことが本当に好きだったんだわ!)

そう気づいたララは、急いでレイの元へと戻った。

しかし、そこには、既に彼の姿はなかった。

(一体、どこに行ってしまったのかしら?)

そう思いながら探していると、彼は、別の女性と一緒にいるところを見つけた。

その女性はエルフ族で、かなりの美人だった。

そして二人はとても仲睦まじい様子だった。

それを見た瞬間、彼女は自分の中の嫉妬心が芽生えるのを感じた。

(何よあの女……! 私の彼氏を横取りするつもりなのかしら!?)

そう思った瞬間、彼女は無意識のうちに行動していた。

彼女は素早くレイの背後に回り込み、抱きついたのだ。

「ねぇ、レイ、こんな所で何してるの?」

そう言って耳元で囁くと、彼は驚きの表情を浮かべた。

しかし、すぐに平静を取り戻し、こう答えた。

「ララ!? どうして君がここに!?」

その問いに、彼女は妖艶な笑みを浮かべながら答える。

「決まってるじゃない、貴方に会いに来たのよ」

(そうよ、私が求めていたものはこれよ!)

そう思いながら、彼女はさらに強く抱きついた。

すると、彼の鼓動が早くなるのを感じた。

そして、それと同時に彼女の顔も赤く染まっていくのだった。

(ふふっ、可愛いわね……でも、まだまだこれからよ?)

そう心の中で呟くと、彼女は更に誘惑を強めていった。

「ねぇ、私、最近寂しかったの……だから、今日は一緒にいてくれないかな?」

そう言って上目遣いで見つめると、彼は恥ずかしそうにしながらも頷いてくれた。

(やったわ!)

そう思いながら、彼女は心の中でガッツポーズをするのだった。

そうして二人は近くの宿屋へと向かい、一夜を共に過ごすことになった。

その夜、彼女は一晩中彼に抱かれ続けた。

そして翌朝、目が覚めると、そこには裸のまま寝ている彼の姿があった。

その姿を見た途端、ララは昨日のことを思い出し、顔を真っ赤に染めた。

しかし、それと同時に、何とも言えない幸福感に包まれたのだった。

その後も、ララはレイとの関係を深めていった。

そしてある日のこと、彼女は、自分が手に入れた能力について考えた。

(あのスキルを使えば、レイを自分のものにできるかもしれない)

そう思ったララは、早速試してみることにした。

彼女の前に、一人の男が現れた。その男は、魔王軍の四天王の一人である、

マコトという男だった。

(この人は確か、私と互角に戦った人ね……)

そう思いながらも、彼女は誘惑術

(チャームマジック)

を使うことにした。

その結果、マコトは彼女に魅了されてしまったのだ。

そして彼は、自ら彼女を求め始めたのだった。

こうして、ララはマコトを虜にしたのであった。

それから数日後、ララは、マコトは、共にパキラの元を訪れた。

マコトを自分のものにできたことで、彼女は自信を持つことができた。

その後、再び旅をする中で、ある街で偶然にもレイと出会うことになる。

そして二人は再会を喜び合うのだった。

その日の夜、ララはレイに対して、自分が手に入れた能力を使って誘惑を仕掛けた。

しかし、その結果、レイの心は既に彼女から離れてしまっていた。

ララはショックのあまりその場を走り去ってしまうが、その時彼女はある人物に声をかけられる。

その人物こそ、世界樹ユグドラシルの精霊であるルミナスであった。

「貴方は、その能力を悪用し、罪のない人々を魅了した。私は、貴方に天罰を与えます」

そう言ってルミナスは魔法を唱えると、ララは強制的にレイから引き離されてしまった。

そして、そのまま魔界へと連れ去られてしまうのだった。

それ以降、彼女は二度と戻ってくることはなかった。

その後、魔王軍はダークエルフの村を襲撃する計画を立てていることを知った彼女は、自ら志願して魔族の一員となり、戦争に参加することになる。

ララは、彼女を捕まえ、殺そうとする騎士達に対して、とある提案をする。

「私、何でもするから、命だけは助けてほしいの」

ララは、騎士達に自分を戦闘に連れて行くように懇願する。

騎士達はそれを了承し、ララを連れて行こうとするが、ここで思わぬ邪魔が入ることになる。

それは、パキラだった。

彼女は騎士達の前に立ち塞がり、こう言った。

その後、騎士達はパキラと戦い始めるが、次々と倒されていく。だが、それでも騎士達は諦めず、戦い続ける。

そんな彼らに対して、パキラは言った。

パキラと騎士達の戦いが始まった瞬間、彼らは瞬く間に劣勢へと追い込まれていく。

騎士達の攻撃は全て躱されてしまい、逆にパキラの攻撃によって一人、また一人と倒れていく。

その様子を見て、騎士達はもう勝ち目がないと判断したのか、全員降伏してしまった。

「さあ、貴方達にはたっぷりと働いてもらうわよ!」

そう言うと、パキラは彼らに催眠術をかけていった。

数分後、その場にいた全員が意識を失った状態で倒れていた。

それを見たパキラは満足そうに頷くと、次の目的地へと向かうのだった。

私は、パキラに連れられて、ダークエルフ族の住む森へとやって来た。

そこで、パキラはダークエルフ族の族長と交渉を始める。

そして、族長は私が居る事に驚きながらも、私に外で待つように指示を出し、パキラと二人だけで話をする事になった。

パキラは、ダークエルフ族の村に攻め込む為、協力を要請する。

数分すると、パキラが罰が悪そうな顔で

「お前のせいだ」

とだけ言って、パキラは再び歩き出す。

私も、パキラの後を追って歩き出した。

「ついてくんな、バカ女!!」

パキラが、突然怒り出した。

どうやら、私のせいらしい。

でも、私には何のことかさっぱり分からない。

だって、パキラが勝手にキレてるだけだもん。

私は、パキラの後ろを黙ってついていく事にした。

しばらく歩いているうちに、私はふと疑問を抱いた。

(あれ? ここって、さっきも通らなかったっけ?)

そう思い、私は周囲を見回すが、やはり間違いないようだ。

(やっぱり、おかしいよね?)

私は、思い切って聞いてみることにした。

すると、案の定、パキラは不機嫌になった。

私は、もう一度、同じ質問をしてみることにする。

しかし、返ってきた答えは意外なものだった。

「道に迷ったのも、ララお前のせいだ」

私は、思わず聞き返した。

しかし、返ってくるのは同じ答えだ。

(え? どういうこと?)

私は、ますます混乱してしまう。

しかし、そんな私を他所に、パキラはどんどん進んでいく。

私は、慌てて後を追いかけることにした。

やがて、私達は、大きな町に辿り着くといきなりパキラが金を叩きつけて来る。

「これで、宿でも取ってろ!  いいか?  絶対に、もう、二度と目の前に来るんじゃねーよ! 分かったな!?」

そう言って、さっさと立ち去ろうとするが、私は慌てて呼び止めた。

すると、今度は凄い形相で睨まれてしまった。

(怖い!)

と思った次の瞬間、パキラが私の胸ぐらを掴んで怒鳴りつけてきた!

「おい!  なんでついてくるんだよ!  もうお前は関係ないだろ!  それとも何か?  相方探しまでさせる気か」

そう言われて、私は慌てて謝った。

「お願いします」

「なら、冒険者ギルドに行け、お前の相方ならたぶんそこに居る」

そう言って、パキラは私の服を離した。

しかし、まだ話は終わっていなかったようだ。

「あと、金はやるから自分で泊まれよ! いいな?」

と言って、私の手に金貨の入った袋を押し付けると、今度こそ本当に行ってしまった。

(どうしよう?)

と思いながらも、とりあえず言われたとおりにギルドに向かうことにした。

道中、色々な人に声をかけられたので、その度に立ち止まって話をしたりした。

みんな親切でいい人達ばかりだなぁと思う反面、なぜか私のことをジロジロ見てくる人が多かった気がする。

特に男性からは変な目で見られることが増えたような気がするんだけど気のせいかな?

まあいっか、とにかく今はお金を稼ぐことを考えないとね。

「こんにちは、お嬢さん、もしかして冒険者志望かい? だったら、うちのパーティーに入るといい、歓迎するよ」

そう言って、一人の男性が声をかけてきた。

私の腕を彼が掴むと強引に引っ張っていく。

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