第7話 プロローグ 7  転生前の神話 後編

奴が現れる前日に全ての準備が整った、この日!俺はクシナダヒメと結婚した。


スサノオ


「クシナダ、こんな事になって済まない。好きか嫌いか?わからない男と結ばれたな


んて、」


クシナダヒメ


「大丈夫です。私も貴方を初めて見た時から気になっていましたので」


スサノオ


「何が有っても、お前だけは必ず守ってやる」


クシナダヒメ


「それならば、必ず5体満足で帰還してください。お願いします。」


スサノオ


「狭い地下室で、隠れていてくれ、必ずお前の姉達の仇を取ってやるからな…」


スサノオは優しく長いキスをして抱擁した。そして後日に我々が知る日本神話と似た


ような結末に成るのだが、この物語では、結界が違った。それは首を1つスサノオが


落とした時に、激痛で我に返った八岐大蛇はスサノオに命乞いをした事で7首の蛇神


は、後に聖書に記載された7首の竜になってスサノオに遣えるようになったのだ。



スサノオは寝る八岐大蛇ヤマタノオロチの頭を1つ十拳剣とつかのつるぎ切り落とした。激痛で目を覚ました。


八岐大蛇


「たっ助けてください。未来永劫!貴方様に遣えるように聖約します。例え貴方様が


死して転生した時でも召喚して頂ければ、必ず7つの能力使って貴方様に従います」


スサノオ


「了承する。どうやって召喚すれば良い」


八岐大蛇


「貴方様に新たな名前を付けてもらい、少し血を飲ませてください。貴方様の血液の


中に含まれる霊波を覚えます。召喚や帰還は命令して霊能力で異空間に収納して貰う


感覚で決められた呪文によって貴方様の力で異空間を少し開けてくだされば、我々の


超能力と貴方様の霊能力で召喚と収納ができます」


スサノオ


「異空間の中どうなっている」


八岐大蛇


「真っ黒の空間で10秒程!中に居たら10年間が過ぎていました」


スサノオ


「話しが変わり7ヶ月前に召喚される前に何所に居た」


八岐大蛇


大中華国ちゅうごくの天帝の都城に居ました」


スサノオ


「天帝の都城だと!朝鮮でなく?」


八岐大蛇


「朝鮮?檀君とか言う奴の国の事ですか?」


スサノオ


「何か知っているのか?詳しく話せっ」


八岐大蛇


「天帝の後ろに俺らが居る前で檀君が畏まって、ひれ伏した状態で命令を受けていま


した。我らを貸してやるから命令どおりに動けと」


スサノオ


「命令の内容を覚えていないか?」


八岐大蛇


「確か・・・大和国の高天原に聖櫃が流れ着いたので、中身を盗んでこい」


スサノオ


「聖櫃について何か知っているか?」


八岐大蛇


「我らが邪神のヨグ・ソトホート様がよく言ってました。お前ら創られし化け物の


創造主達がありとあらゆる物の設計図!超古代文明の兵器の作り方や操作方法等!


化け物の作り方を封印した箱の事です。失われた伝説だと言ってました」


スサノオ


「邪神のヨグ・ソトホートについて何か知っているか?」


八岐大蛇


「よくわからないです。沢山の意識の集合体で物凄い力を感じる気配が有るだけで、


実体がこの世に存在して無くて一方的に命令等を話し掛けて来る存在です」


スサノオ


「理解した。それでお前たちの新たな名前だが、鱗が濃い青色で龍神の眷族だから


名前は蒼龍でどうか?召喚の呪文は「スサノオが命じる」で、蒼龍召喚と蒼龍帰還に


する」そう言って七つの首全てにスサノオの血を少しずつ与えて蒼龍を帰還させた。


その後、スサノオは、八岐大蛇の退治の結末を正直にクシナダ達に話した。八岐大蛇


の頭の鱗をはぎ落としてボロボロになった十拳剣と鱗を使用して剣の改良をして、8


つの大刀を天之叢雲刀と影打ちを作った。これが初の日本刀になった。



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