第3話 プロローグ 3  略奪

 檀君ダンクンは召喚術にて九頭竜クーロンを呼び出した


「大古の昔から龍神の眷族にして忌まわしき邪神よ我に力を貸せ!さすれば汝に懸け


 られた呪いを解き放し、この場所で汝を開放しよう九頭竜!」


 九頭竜


「我を解放せし者よ、汝の願いを1つだけ聴いてやっても良いぞ」


 檀君


「あそこに有る箱の傍にいる男を殺してくれ」


 九頭竜


「その程度の事でいいのか?」


 檀君


「我では、あの男を殺す事が出来ない、格が違い過ぎると思えるので宜しく


お願いします」


 九頭竜


「解放だけで力を貸せぬな、あの男は結構手強いので代価を要求する」


 檀君


「あそこの箱の傍に居る女以外の、この国の民を全て差し出す」


 九頭竜


「ケチだな!まあ良い解放されたサービスで汝の願いを叶えてやる」


その頃!聖櫃の傍にいるイザナギ達は


 イザナギ


「なんだ!あの化け物は、イザナミ 皆を連れて逃げろ」


 イザナミ


「貴方!危ないっ」


九頭竜のブレスの火焔から咄嗟に防壁を張りながらイザナギを突き飛ばしたが、


タイミングが悪くイザナギは助かったがイザナミは下半身が焼け溶けて出血多量で


死亡した。パンドラは九頭竜が攻撃を仕掛けている隙に聖櫃を開けて中身を奪おうと


しているとヒルコとカグツチ姉弟きょうだいがパンドラの邪魔をした。


カグツチ


「そこの女!何してる」


パンドラ


「・・・・・」


ヒルコ


「火事場泥棒ね最低!」


パンドラ


「お願い見逃して、娘の命がかかっているのよ」


カグツチ


「緊急時だから、そこで何もしなければ見逃してやる」


パンドラは急いで亀甲船に向かって走って逃げて行く


その時にイザナミがイザナギを突き飛ばした。九頭龍の二撃目がイザナギを襲う


ヒルコ


「カグツチ!父さんが危ない」


咄嗟に姉弟は父親の下に駆けだした時に、金蛙が素早く忍び寄り朝鮮剣でイザナギに


襲いかかったが、近くで九頭龍に岩を投げていたアメノタジカラオが気が付き金蛙を


捕まえて投げ飛ばし撃退した。檀君が聖櫃の近くに来た時にイザナミの死体に気が


ついて発狂して溶解の呪い周囲にまき散らした。その巻き添えを!ヒルコとカグツチ


姉弟がまともに受けた。カグツチはヒルコを庇いヒルコは檀君の呪いを呪い返しを


九頭龍と檀君の方に受け流したが、完全に返せずに呪いの一部を受けて呪われた。


二度目の吹雪のブレスがイザナギに襲いかかったが、それを読んでイザナギは躱し


瞬歩で前に出て手前のブレスを吐いた九頭龍の目を貫いて痛みを感じた首の後ろに


隠れながら九頭龍の二本目の首を切りつけた。三本目の首は雷のブレス周囲にまき


散らし他の神が近寄らない様にしたが、アマテラスとツクヨミとスサノオ3姉兄弟きょうだい


は、雷のブレスが周囲に落ちる前に九頭龍の近くに来てアマテラス自身が光り輝き


目が眩んだ直接にヒルコの呪い返しがタイミングが良く九頭龍の首の切り口に溶解の


呪い返しを首の一つに受けて首が溶け落ち!痛みで、無我夢中で尻尾を振り払って


一撃で聖櫃を破壊しながら。命からがら深い山の中に命からがら逃げのびた。その間


ツクヨミは他の近くにいた神々を癒しの力で治療してスサノオは他の神々や人を殺し


回る金蛙の部下のトッケビ等を怒りで皆殺した。檀君は溶解の呪い返しを受けた


痛みで森に逃げ込み森の中にいた熊とぶつかり合い、溶解しながらも呪いの力で熊と


融合した事である程度の傷が治り我に返って獣人化して我に返った。亀甲船に


戻った。その頃パンドラは亀甲船に逃げ帰って船底の牢屋の鍵を探して檀君の船室を


物色中に運悪く獣人化した檀君に見つかり、さんざん嬲り犯されたのであった。























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