第3話 長すぎる文【改善案を追加】

 次の文をお読みになって、すっと頭に入ってくるでしょうか?


「✖✖✖✖年参院選の大規模買収事件を巡り、✖✖地検特捜部検事が任意の取り調べで✖✖市議(当時)の供述を誘導した疑いのある問題で、公判を担当する別の検事が、✖✖✖✖・元法相(××)(公職選挙法違反で実刑確定)の公判に証人出廷する市議に、自白調書の通り『買収された』と証言するように繰り返し誘導していた疑いのあることが✖✖新聞が入手した録音データでわかった。」


 上記は一文ですが、あまりに長いので、記憶力の悪い私などは、読んでいる途中で最初の方の内容が、頭から消えていきそうです。

 もちろん、何回か読み返せば、理解できますが。


 小学校か中学校かは忘れましたが、国語の作文の授業で、一文にあれこれ詰め込み過ぎて、長い文になるのはよくないと教えられたような記憶があります。


 冒頭の文は、堂々、大手全国新聞の一面トップを飾っております!

 長すぎると感じるのは、私だけなんでしょうか?


※指摘するだけでは無責任だと思いますので、改善案を作りました。これでもまだ、分かりにくいですが、一文を四つに分けましたので、多少はマシになったのではないでしょうか?


【改善案】

「✖✖✖✖年参院選の大規模買収事件関して、新たな疑惑が浮上した。✖✖市議(当時)に対する任意の取り調べに際し、✖✖地検特捜部検事が供述を誘導した疑いが指摘されている。これに加え、✖✖✖✖・元法相(××)(公職選挙法違反で実刑確定)の公判に際し、公判を担当する別の検事が、証人出廷する市議に対して、自白調書の通り『買収された』と証言するように繰り返し誘導していたという。✖✖新聞が入手した録音データでわかった。」

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