拝金ノススメ

第7話 箸休め

　さて皆さん、株取引とかFXにご興味ありますか？

　何だか、情報商材を売りさばいてるワルイおにいさんみたいで恐縮なんですが…。

　皆さん株の売買と聞くと、「安く買って高く売る！」という単語がすぐ出てくるのではないかと思います。

　まぁ、間違いではありませんし、売買という単語から見れば正論なのかもしれません。

　株取引やFX取引の商材動画や情報商材を眺めてみても、「安く買って高く売る！」を前提に、「私なら◯◯を買って…」という件（くだり）が始まります。

　言っておきますけど、「安く買って高く売る！」っていう商材は、株式市場やFX商取引空間へお客様を誘導するための撒き餌でしかありません。

　撒き餌に乗ってやってきた無知なお客様を、商材主は美味しく頂くのです。

　平たく言えば、生贄（おきゃく）を集めた挙げ句、生贄（おきゃく）からは商材売上を獲得するとともに、株取引を通して生贄（おきゃく）から財産も巻き上げてしまうのです。

　ちなみに、本当に株で儲けたいのであれば、『売りポジション』を知ることです。

「聞いたことがない！」ですって？

　当たり前じゃないですか！

　誰が儲け話を見ず知らずの他人に教えるというのですか？

　つまり、そういう事です。

　儲かる話には裏があるのです。

　そして、本当に儲かる話は誰も教えてはくれないのです。

　だから勉強しないといけません。

　学生時代とは明らかに違う『勉強』。

　この言葉の意味を本当に理解できると、また大人の階段を一歩踏み外す事になるんですよね。

　ちなみに、情報商材ネタで一度話を聞いたことがありましたが、その時は『ネットワークビジネス』という名の『ネズミ講』でした。

　世の中には

　　知って良い事と

　　　面白い事と

　　　　パンドラの箱がある

　と言います。

　蛇足がついてしまいましたが、本当に株取引を考えている方は、今一度思い直して下さい。

　株取引が悪いというわけではありません。

　ただ「金儲け」だけで動くのであれば、それ相応の勉強とリスクを伴うことを肝に銘じ、シクジッても生活困窮しない程度の防衛策は準備してくださいませ。