第二章の登場人物

・フローラ学園長

 60代半ばくらいの鹿獣人の女性。

 ノイングラート帝国の皇立学園の学園長。

 皇族や貴族、同盟国の要人の子女まで通う巨大な学園を束ねる凄い人。

 でもストレスも半端ないからそろそろ引退したい。



・順番を譲ってくれた女性

 大ピンチだったアリアにトイレの順番を譲ってくれた優しい女性。

 人族、20代前半。

 カフェにはアリアと同じ理由で来店したが、多少余裕はあったのでちゃんとコーヒーを一杯飲んでからトイレに並んだ。

 因みにあの後、アリアが消えたせいで店のトイレが閉鎖され、更にコーヒーが効いてきて窮地に陥る。

 別の店でトイレを借りることができたが、さすがに今度は来店するや否や、一目散にトイレに駆け込んだ。



・幼女

 アリアに順番を譲らせた幼女。

 犬の獣人、6~7歳。

 アリアより少しだけ余裕があったが、やっぱり大ピンチだった。

 なのに、お姉ちゃんを気遣えるいい子。

 お姉ちゃんが正直に『漏れそう』って言ったら、我慢するつもりだった本当にいい子。



・カフェのマスター

 常連さんだけで細々とやってる店のマスター。

 熊の獣人の男性、50代前半。

 客が少ないのは気にしていないが、そのせいでトイレだけ借りにくる輩が多くてうんざりしている。



・エクエス・レヴィエム

 先史文明時代の最高の魔導学者にして技師。

 ある日突然、二次元をこよなく愛する紳士だった前世の記憶に目覚め、『俺、魔法少女作る!』とか言い出した。

 そして、その変態的な知識と技能を総動員してシャイニーティアを完成させた。

 尚、エクエスの性癖は『変身ヒロインが悪者に負けてエロいことされちゃう』、所謂ヒロピンであり、アリアが最終試練を突破できた最大の理由は、これ以上ないほどに『悪に屈した』姿を晒したから。

 秘密結社ブラックタランチュラの皆さんの設定も、頑張って作った。

 試練の内容がマニアックに傾いていたが、エクエスはそっち方面もいけはするが主食にはしていない。

 あくまでも、アリアの状態から遺跡が自動判断した結果である。

 あとシャイニーティアだが、原型はテイストこそ同じだがスカート(超ミニだけど)も靴もあったし、

 全身もっとフリッフリの装飾がついた、まごう事なき魔法少女スタイルだった。

 レオタード戦闘服になったのはアリアのせい。



・アリア・リアナ・ランドハウゼン

 本シリーズの主人公兼、最大の被害者の猫耳美少女。

 コンセプトは『エロゲの変身ヒロイン』。

 この話では13歳。

 学園のある帝国の、お隣の国のお姫様。

 顔良し、性格もちょっとキツめだが良し、文武両道、魔術も優秀と、あらゆる能力が高いスーパーヒロイン。

 でも、尿意があると急速に取り乱し、最終的にポンコツと化す。

 本シリーズのアリアは大抵我慢してるから、多分優秀な姿は見られない。

 今回、本当に変身ヒロインになった。

 尚、この世界の歴史は、神が『15~18歳くらいの黒髪ボブカット猫耳姫属性美少女に、ブルマ穿かせてお漏らしさせたい』という、性癖全開な欲望を叶えるため、細部に至るまで介入し、歪め散らかしている。

 アリアが生まれたのもそのためで、学園なんてものがあるのもそのせい。

 そして、我々西暦の人類が滅んだのも、そのせい。みんな、すまない。

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