第二章 私の命の速さ#5

ミレが村にやってきて三日目の午前九時頃。ウィリアン達、魔女が住む城の前を通る道の反対側に開かれた中規模程度の畑の群。

そこに泥にまみれた、ミレ、シルバ、ナナヤ、レオルド、ヘンリーがすでに育った野菜を収穫したり、空いている畑を耕し直したりしていた。

「ここの野菜ってすごくツヤツヤしててしかもキラキラしてるー!ここの森の木達とおんなじだね!」

収穫した野菜はトマト、ズッキーニで、ミレはトマトをひとつ掴んで泥など気にせず畑のすみに寝転び、トマトを高く掲げてみつめる。

畑を耕す手を止めて休憩をしにきたシルバがミレの隣に座った。

控えめにミレを視線だけで見て、応える。

「‥僕は…最初ミレに知らないと言ったけど、本当はある程度知ってるんだ。‥この森で育った植物は、そのキラキラ光る″妖精の羽″って名前の結晶を取り込んで輝いてるんだ。」

「妖精の羽??″けっしょう″って何??」

「ええと、昔ここに住んでいたらしい妖精が落としていったもの、と言えばいいのかな…この森が魔女の森として存続出来ているのはこれのおかげだなんだ。逆にいえば、これがなければ僕らは魔女でいられないし、生きていけないんだ…」

「そうなの?ただの飾りかと思ってたけど大切なものだったんだね!魔女でいられないってことは、魔法が使えなくなるってこと?!そういえば!私まだみんなに魔法みせてもらってないや!シルバ!みせてよー!♪」

野菜に負けないキラキラと輝いた瞳で自分を見つめるミレをシルバは複雑そうな顔で眺めて、一息吐いてから答えた。

「僕らは空も飛べないし、誰かを呪う力もない。僕らは、存在そのものが魔法なんだ。」

「はい?存在…?」

ミレの赤い髪飾り付きの髪が傾げた首の動きと同じに揺れる。

シルバは髪飾りの付いた髪とミレの頭をしばらく見つめていて、妙な間が空いた。

「僕は何歳にみえる?」

「ん?私と同じ年ぐらい?」

「十四歳だよ。」

「あ、私十三!一つ年上かーなんかムカつくね!」

「はぁ?なんでだよ…僕は、八十五年前から十四歳なんだよ。」

「はい?八十五年前…十四歳?よく言ってる意味がわかんない!」

「歳をとらないんだ。八十五年前にこの森に招かれて、その時は十四歳で、それからずっと体が成長していないんだ。」

「………と、いうことは…シルバは…本当は…八十五歳?」

「いいや、十四歳から八十五年経ってるから九十九歳だよ。来年は百歳だ。歳をとっているならね…」

「……」

「ミレ、ナナヤがこっちに向かって来てる。今言ったことは、秘密にしておいてほしいんだ。」

「えっ、歳のこと?」

「それはいいから、妖精の羽のことは言わないで!…ナナヤ、おつかれ様。それ、育てた花?」

「シルバ、そうよ。きれいに咲いていたから‥ミレ、これどうぞ。」

「わあ!ナナヤありがとうー!これ、スミレ?」

「スミレの亜種よ。私が色んな種類のスミレを組み合わせて新しいのを作ったの。苦労したけど、やりがいがあるわ。」

ナナヤはふう、と息をつきつつ嬉しそうな笑みを浮かべてミレにスミレの束を渡した後、豪快な仕草で首の汗をぬぐう。

「きれいなピンクー!可愛い!ねえ!お願いなんだけどこのスミレの株分けてくれないかな?帰るときに持って帰りたいなー♪」

「帰…る?」

ゆっくりとした流れでナナヤの顔から頬の動きが消えていった。

「どこへ?」

「どこって…家に決まってるじゃん?私二週間、今日で三日目だから十一日後かなーここをおいとまします!」

「……‥どうして、‥帰る家があるのにここに来たの?それだと…フィンスの二の舞に…!そういえばミレ!?体調は大丈夫なの!?」

「はいっ?」

状況が掴めないうえ、しゃがんだナナヤに勢いよく両肩を掴まれたのでミレの混乱が大きくなる。

「体…痛いとか熱があるとか息が苦しいとか!いつもと違う感じはしないの!?」

「いいや…別に?むしろここに来てからおやつも美味しいし楽しくて元気だよー!」

「よかった…私…ミレに死んで欲しくない。」

「死っ…!?えっ何私死んじゃうとこだったの!?」

「ああ、ごめんなさい、変なこといって…その…これは…」

ただならぬナナヤの様子に異変を感じたレオルド、ヘンリーが作業の手を止めてやってくる。

「ナナヤ?どうしたの?」

レオルドが一度ミレをにらみつけてからナナヤに声をかける。

「…」

ヘンリーは一言も発さずにレオルドの一歩後ろで様子をうかがう。

「ごめん、騒いじゃって。ミレ、何でもないの、ごめんね。」

「なーんでもないっていうことはないと思うなー。私が死ぬとか何とか、そんなの聞いて気にならないわけないよ!」

「… …。」

ナナヤは重い顔つきで左斜め下の地面を見つめたまま、ふた呼吸の間黙ってから口を開いた。

「昔、と言っても十年ほど前なの‥ミレみたいに、この森にフィンスという名前の、十才ぐらいの男の子が迷い込んできて、ここに住みたいと言ってきたの。親と仲が悪い、友達にいじめられているといって‥私達はそれを信じて、仲間になって、この森にとどめたの。そしたら‥‥みるみるフィンスの体の具合が悪くなって‥‥。

ミレ、ここにいる子達はみんな森へ来る前は家族がいなかったの。そして、森へ来た子達の中には何人か体を壊す子もいて…特に小さい子は亡くなったりして…、森の入り口に近い所に墓地があってみんなそこで眠ってるのよ‥」

「‥そっか…ねぇ、私お墓参りに行きたいな。その子達にあいさつしたい。」

「あいさつ…」

虚をつかれたような顔でナナヤはミレを見つめる。その場にいる他の子供達もそれぞれ複雑そうな顔を浮かべて、誰かの返事を待つ。

あまり間はなくレオルドが言葉を発する。

「勝手に連れていくのはよくないと思うから、ウィリアン様にいいかどうか訊いてくるよ。」

レオルドはすぐ身を翻して城の中へ消えていった。


霧の壁を抜けた魔女の森の入り口にほど近いところに質素な石の群ともいえる墓地があり、今その場所にはリルティーヌを除く森の魔女達が集まっていた。

長年湿気を浴び過ぎたせいで苔に半分近く覆われている墓や、まだ建てられて月日は経っていないのか露をまとって瑞々しく光る墓など、墓の建たずまいはほぼ同じであれ状態が違っていた。ざっと眺めるだけでも数は三十近くある。

この墓達に共通点があるなら、それは墓石に年月日のみで、名前が彫られていないことだった。

「ここへはけっこう久しぶりだわ…苔を落としてから花を供えないと‥」

ウィリアンはすでに近くの墓へかがんで、持ってきた掃除道具へ手を延ばしかけていたのを止め、木々の葉で埋め尽くされた隙間の空を見上げる。つられて子供達も見上げる。

その先には段々と大きくなる黒くうごめく点。その点は、すぐに翼が見え、するどい爪を持った脚が見え、やがてウィリアンの肩にとまる。

「ノア…‥」

カラスのノアはウィリアンの瞳をじっと見つめた後、首を二回振ったようにみえた。

「霧の向こう?」

カァ、とノアは短く鳴いて、また高く森の木々の葉の間に消えていった。

「どーしたの?」

ミレがぴょん、と軽く跳ねてウィリアンの顔がみえる位置に移動して問いかける。

「きっと霧の向こうで待ってる‥行ってくるわ。」

「誰が待ってるの?」

「ミレも一緒に行く?」

「行くーで誰に会いに行くの?」

ウィリアンはミレの声を無視して歩き出す。

無視されたミレは、うぅん、と唸った後、それからは黙ってウィリアンに寄り添い着いていく。

他の子供達は落ち着かなさげにしても、何も言わずその後ろ姿を見送るだけ。

二人の目線の先には、まだ離れていて小さく見えるこの森の入り口でもあり出口でもある霧の壁。 シルバはミレの背中をながめた後、小走りで二人の元へ駆け寄る。

「ミレ!壁の前まで送るよ!」

そんなことを言ったシルバをウィリアンはいつもより目を見開いて、しかし気づかれないように横目で見遣る。

「えっ、どうしたの。ありがとー?」

「………」

シルバは特に返事を返さず二人についていく。

相変わらず霧の塊を絶やさない絶対的な壁の前に三人は佇む。

「シルバ、ありがとー。たぶんすぐ帰ってくるよね?」

「ええ」

「僕はここで待ってます。」

「いいのに…まぁいいわ。すぐだと思うから。」

シルバの目の前で、霧の壁の中へ二人は吸い込まれて行く。

残されたシルバは、二人の陰が霧の中で溶けて消えた後、そっと霧の壁の表面を撫でた。


霧の壁の中をウィリアンと重ねた手の感触だけを頼りに切り抜けたミレ。

ウィリアンは抜け出てすぐ周りに何かを探している。

「ウィリアンさ、ま…‥」

ウィリアンに声を掛けた途中でミレはその存在に気付く。

一本の木のいくつもの根が太く盛り上がった隙間に隠す様に入れられたとても小さな赤ん坊。

泣き声も出さず、質素な布にくるまれてただ静かに青白い顔で眠るようにそこにいた。

「こんなとこにっ!赤ちゃん…!」

ミレはすぐに走り寄って赤ん坊を必死に抱きあげる。ミレに背を向けていたウィリアンもすぐに振り返って駆け寄る。

「冷たい…!すぐもっと何かで暖めなきゃ!あとっ、スープでも飲ませてっ‥」「もう無理よ。死んでる。」

赤ん坊を抱いたままその場で右往左往していたミレにウィリアンははっきり言った。

ミレはぴた、と動きを止めて不思議なものをみるかのような目でウィリアンを見た。

「私はその赤ん坊を回収しに来たの。捨てられた子がいるとノアが私に教えにきてくれるのよ。」

「… …」

ミレは自分の腕の中にいる赤ん坊を力無くながめた。ウィリアンは優しくミレの肩を抱く。

「ミレ、気にしなくていいのよ。ここではよくあることよ。助かることの方が少ないんだから」

「…」

「さぁ、行きましょう。この子のお墓を作ってあげなくちゃ。」

「フィンスっていう子も仕方なかったの?」

「!…」

「人が死ぬのは気にしなくていいことなの?」

「…」

「お墓を作ればそれで終わり、気にしなくていいことって、ウィリアン様は思ってるの?」

「…‥思ってないわ。でも、それ以外どうしたらいいの?ミレ」

ウィリアンはつかんだミレの肩を離してミレを見つめた。ミレは視線を受け止めつつも泳ぐ目を止められない。

「どうせあなたも分からないでしょう。そうならそんな質問、私にするべきじゃない」

ウィリアンは再びミレの肩に優しく腕をまわして、そのまま赤ん坊と共に霧の壁の中へと導いた。


シルバは霧の壁から帰ってきた二人を出迎えて、ミレの腕の中で眠る冷たい赤ん坊を代わりに持とうか、と声をかけて断られていた。三人はそのあと特に言葉も視線もかわすことなく皆のいる墓地へ向かった。

「おかえりなさい…」

やがて墓地へ着いた三人に一番先にレオルドが声をかけた。ウィリアンは、ええ、と短く返事をしてすぐに穴を掘るのを手伝ってくれるよう頼んだ。

ロズンドも手伝おうとして、シャベルが一本しか無いことに気づいて走って取りに戻る、と言ってウィリアンに赤ちゃんだから小さい穴ですぐ済むからレオと交代しながらお願い、と何度かやりとりをして赤ん坊を埋める穴は着実に出来ていく。

「ミレ…ここに赤ちゃんを置いて。」

ちょうど赤ん坊が収まる広さにつくられた穴を手で差し示してウィリアンはミレへ声を掛ける。

皆が見守る中、赤ん坊はミレによって土の棺へとおさめられた。

ミレはすぐに泥の付いた自分のエプロンのポケットからナナヤにもらったピンク色のすみれの花束を取り出して赤ん坊に持たせる様に置く。

すみれのピンク色が輝く木々の光をふわりとはね返して、赤ん坊の頬に嘘の命の色を宿す。

「私もこれ、あげる!」「ぼくも」

ルルカとヘンリーが赤ん坊に近付いて、三人がいない間に取ってきた花を顔の周りに添える。

ウィリアンが二人の頭を抱きよせて、土に帰してあげましょう、と小さく呟く。

「ウィリアンさまー、どうしてひとは死んでしまうの?」

ウィリアンはルルカの顔をみた。軽い口調とは反対に顔は真剣だった。

「ひとはみんなここにきて死んじゃう。なんで?魔女は死なないのに。もしかして魔女私達もそのうち死ぬの?」

今まで赤ん坊の埋葬に立ち会って泣いたことは無かったリージャが黙って涙を流し始めた。

「私達は死なないわ‥決して。」

「ほんとう?」

「ええ‥。だって私達は魔女なんだもの…人間とは違うわ」

リージャの泣き声がひどくなって、他の魔女達の沈黙もひどくなった。

  赤ん坊の顔に土をかけるのは最後になって、やがて体全てが土の下へ入った。

ミレが胸の前で手を組んで祈りの言葉を唱えだすと

「ダメ。」

クロデアが彼女らしくない積極さでミレの腕を素早く掴んだ。

頭の上に疑問符を浮かべるミレだが、そういえば葬儀のときは祈りの言葉を口にするのが当たり前のはずなのに今は誰も口にしていないのに気付く。

「なんで?なんでみんな祈らないの?」

「この森、には精霊が、いない、から‥妖、精はいるけれど…」

クロデアがミレの腕を離さないまま答えた。

「なんで精霊様がいないの?どうして妖精だけはいるの?妖精は精霊の使いなんだから精霊がいないのに妖精がいるなんておかしいんじゃない?」

クロデアとミレが不穏な空気をかもしだして、クロデアが劣勢ながらも視線を競わせた。

「なにいってるのかわかんない…」

「僕も」

「さっきまで仲良さそうだったのに‥」

「‥帰りたい」

アイヴァンとロズンドとナナヤとヘンリーがほとんど同じ間合いで呟く。

「祈るのが駄目ってわけじゃないのよ。ただ、精霊や妖精のために祈るのはやめて欲しいの。この子のために祈ってあげて欲しいの。」

ウィリアンが苦笑いしながらクロデアとミレの間合いに入る。

「赤ちゃんのために…‥?よく分からないんですけど‥?」

「今は分からなくても良い。ただこの子の命の儚さを思って、祈ってあげて」

ウィリアンの刹那の視線とぶつかる。

ミレの心には正体のわからないもやが残った。

「ちぇっ。……」

ウィリアンを除く魔女達は眼をつむって立ち尽くし、視えない祈りを重ねた。





「お父さんの馬鹿!ちょっとお金のけい算まちがえただけなのにみんなの前であんなに怒らなくてもいいのにさ!そんなんだからヨシュアも僕のこと馬鹿にするんだ!僕だって兄のいげん!てやつがあるのにさ、…何?今の音っ…」

木と苔の緑が深く支配する森の中を少年が一人でうろついていた。

ただよってくる水蒸気の香りが霧の壁が近いことを告げている。

「なんかこの辺り木の枝とかキラキラしてる気がする…?ていうことは魔女の森が近いのかな…『こんにち』わあああっ!!」

少年の大声が一帯に響き渡って、すぐ近くの木の影から出てきた魔女は真顔で耳をふさいだ。

「わあっ、わっ『落ち着いて‥ね?』…‥はぁーっ‥」

「私を探して来たのかしら‥?」

「わっ、本物の魔女?ええと…こんにちわ…」

「こんにちは」

「鼻が長くないや…普通のきれいな女の人だ…」

「どうも。ここには迷い込んだのかしら?」

そのウィリアンの一言に少年はキッと目をつりあげた。

「いいえ!僕は魔女になりにきました!」

「…あら、そうなの‥。一応話は聞くけど、なりたくてなるものじゃないんだけどね、、魔女は」

「!?そうなんですか!?ええと!僕はなんで魔女にっ-」

「ちょっと待って。実はそこの木陰こかげに座れる切り株があるの。そこに座って話しましょう。」

霧の蒸気とわずかな木漏れ日の混ざる淡い一帯にある切り株の椅子に座って二人は本題を始める。

「では…魔女になりにきました、と言ったけれど?」

「そのとおりです!魔女になりたいです!」

「私が訊きたいのは‥どうして魔女になりたいのかってことよ。憧れるから、っていうのは駄目だから。」

「えっ、だめなの?」

「駄目です。もう話は終わったわね。自分の家へ帰りなさい。心細いなら出口まで送っていってあげてもいいわよ」

「……」

「さぁ行きましょう。」

「…お父さんは僕を嫌ってるんだ。僕がお母さんに似てるから…」

少年の手を引こうとしたウィリアンの動きが止まる。

「どういうこと?」

「…僕が七才のとき、お母さんは『じょーはつ』したんだ。僕はまだ子どもだったし‥じょーはつの前から家にはあんまりいなかったから、少し泣いたけど、まぁ仕方ないかなって思った…でもそのぐらいからお父さんが僕に厳しくなって…弟には甘いのに…」

次第に鼻声になりながら言葉をつづる少年をウィリアンはしばらく見つめていた。

「お父さんなんか嫌いだ…ヨシュアも弟のくせに僕のこと馬鹿にしてっ…あいつらなんか家族じゃない‥」

ウィリアンは目に涙を浮かべた少年の頭に手を置いた。

「じゃあ私達の家族になる?」

「えっ、いいの?魔女になれる!?」

少年はウィリアンの手を払いのける勢いで顔を上げる。

「居場所がないんでしょう?魔女の修業は厳しいけれど耐えられるなら‥」

「僕、いつもご飯も作るし、掃除もよくするよ!踊りだって得意だし!」

「頼もしいわね。じゃあさっそくご飯を作ってもらおうかしら。」

「まかせて!」

「もう私達の仲間なんだから、名前を訊いておかないとね。あなた、名前は?」

「僕は、フィンスです!よろしくお願いします!」

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