目覚めた先は見知らぬ世界

真っ暗闇に消えた世界。


自分の形すら忘れた頃、遠くから音が聞こえてきた。


初めは、何の音なのか分からなかったけれど、徐々に私が形を取り戻していくと、それは誰かの話し声なんだと気づく。


「ーーーーーーいか?」

「確かにーーーーーー!」

「ーーーーーーーくるんだ!」


何やら騒がしい。


あ、もしかして、救急隊とか看護師さんとかかな?

じゃあ、私、まだ生きて━━━━━━━━


勢いよく、目を開けるとそこには見知らぬ世界が広がっていた。

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