〝尚の気持ち〟確かめる。



「はぁ?当たり前だろ?

つか、心臓止まるかと思ったし、」




普段、〝優柔不断〟だから、

ちゃんと言葉にしないくせに。




珍しく言葉にしてくれた尚。




私は、ゴクリと唾を飲み込んでから。




「ごめん。尚、私ね、」


「ん?なんだよ?」




言葉を止めたのは、

言うか言わないか迷ったからだけど.........




ねぇ、尚。〝真実〟を聞いてくれる?




「っ、その前にさ、1つ質問。

尚は、深見さんのこと、好き、なの?」




尚の〝答え〟によっては、

この先、深見さんを呼んで話す〝真実〟を、

尚に話してはいけないと思ったから。




それなのに.....................




「はぁ?なに寝ぼけてるわけ?

俺が好きなのは、お前だけど」




深見さんが廊下で聞いてるかもしれない中、

ハッキリ言ってくれた〝尚の気持ち〟




「ゎ、分かった、じゃあ、話す、」




尚、聞いててね、

これから話す、──────〝真実〟を。






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