第3話 お耳のマッサージするよ、弟くん。

(左、中)ここから

「それじゃ、次は、お耳のマッサージをしていくね」


「お耳にはね、足の様に、ツボもいっぱいあるんだよ」


「お耳のツボをね、マッサージしていく事で」


「血流も良くなっていくんだ」


「弟くんは、疲れて血流も悪くなってると思うから」


「お姉ちゃんがマッサージして、血流をよくしてあげるね」


「左耳からマッサージ初めていこっか」


「最初はね、お耳を引っ張っていくね」


「……うふふ、大丈夫。引っ張るって言っても」


「痛いくらいに引っ張ったりしないから、安心してね」


「んー、引っ張るって言うと痛そうだから」


「違う言い方に変えてみよっか」


「そうだなー、伸びをするって言うのはどうかな?」


「ぐー、って伸びをするのをイメージしてみて」


「伸びをするのって気持ち良いよね」


「これなら気持ちいいイメージを保てるかな?」


「……うん、それじゃ伸びをしていこっか」


「まずは、上の方からやっていくね」


「お耳の、上の方をつかんでー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回いくよー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「次は、真ん中辺りをつかんでー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「最後に下の方をやるねー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「はーい、お耳を伸ばすの終了です」


「どうだったかな? 痛くなかった?」


「……うん、気持ち良いのならよかった」


「それじゃ、お耳のマッサージ続けていくね」


「次はね、お耳くるくるってやっていくね」


「お耳をつかんで、くるくるーって回していくの」


「やっていくね。お耳をつかんでー」


「くる、くる、くる、くる、くるー」

//SE:耳を掴んで回す感じの音


「反対方向にもー」


「くる、くる、くる、くる、くるー」

//SE:耳を掴んで回す感じの音


「はい、お耳くるくるも終了でーす」


「お耳くるくるどうだったかな?」


「……気持ちよかったの? うん、喜んでもらえて嬉しいよ」


「それじゃ、次は、お耳を折りたたんでいくね」


「お耳をパタパタって折りたたんでいくんだけど」


「血流が悪くなってると、ちょっと硬くなって痛いんだよね」


「弟くんは疲れていて硬くなってるかもだから」


「優しくパタパターってやっていくね」


「最初は、上の辺りをつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「次は真ん中辺りをつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「最後に下あたりをつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「はーい、お耳のぱたぱたも終了です」


「んー、ちょっと硬かったかな?」


「やっぱり弟くんは、疲れて血流も悪くなってるかな」


「でも、安心してね。お姉ちゃんがしっかりマッサージしてあげるから」


「このまま身を任せてね」


「それじゃあ、次は、お耳を揉んでいくね」


「さっきと同じで、上から下にやっていくね」


「上の方は、自律神経を整えたりするのに良いツボがあったり」


「真ん中辺りは、胃や肩こりとかにも良いらしいんだ」


「下の方の、耳たぶあたりは、目に良いみたいだよ」


「きっと今の弟くんには必要な所だと思うからしっかり揉んでいくね」


「まずは上からいくよー」


「やさしくー、もみもみー」

//SE:耳を揉む音


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、10秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「次は、真ん中辺りをやっていくねー」


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、15秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「最後に下の方をもみもみー」


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、20秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「はい、お耳モミモミも終了でーす」


「あー、弟くんの耳たぶ気持ちよくて、ずっともんでいたくなっちゃった」


「名残惜しいけど、反対側もあるからがまんするね」


「最後に、お耳周りのリンパを流していくね」


「お耳周りには、リンパ節があって、老廃物もたまりやすいみたいだから」


「しっかり流していくね」


「こめかみ辺りから、耳の前を通ってー、首元にスーっと流すー」

//SE:耳周りを通る音


「こめかみ辺りから、今度は、後ろの方を通って、首元にスーっと流すー」

//SE:耳周りを通る音


「はーい、これで左耳のマッサージは終わりです」


「お姉ちゃんのマッサージ気持ちよかったかな?」


「……うふふ、喜んでもらえてよかった」


「それじゃ、反対側もやっていこっか」


ここまで

「はーい、ごろんして右耳みせてくださーい」


//SE:頭を動かす音


(右、中)ここから

「はい、ごろんできて、えらいえらい。ふふ」


「それじゃ、右のお耳もマッサージやっていこっか」


「まずは、お耳を伸ばすのをやっていくね」


「お耳の上の方をつかんで」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「次は、真ん中辺りをつかんでー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「最後に下の方をつかんでー」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「もう一回」


「ぐー、っと伸ばしてー、戻すー」

//SE:耳を引っ張る感じの音。


「はーい、お耳伸ばすの終了です」


「次は、お耳くるくるやってくね。お耳をつかんでー」


「くる、くる、くる、くる、くるー」

//SE:耳を掴んで回す感じの音


「反対方向にも」


「くる、くる、くる、くる、くるー」

//SE:耳を掴んで回す感じの音


「はい、お耳くるくるも終了でーす」


「次は、お耳パタパタやっていくね」


「最初は上の方をつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「次は、真ん中辺りをつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「最後に下の方をつかんでー」


「ぱた、ぱた、ぱたー」

//SE:耳を折りたたむ感じの音


「はーい、お耳パタパタも終了です」


「次は、お耳モミモミやっていくねー」


「まずは、上の方からー」


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、10秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「次は真ん中辺りを揉むねー」


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、15秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「最後に、下の方を揉んでいくねー」


「ん……」落ち着いた感じの呼吸音、25秒ほど。

//SE:耳を揉む音


「はい、お耳モミモミも終了でーす」


「最後に、リンパ流していくね」


「こめかみ辺りから、耳の前を通ってー、首元にスーっと流すー」

//SE:耳周りを通る音


「こめかみ辺りから、今度は、後ろの方を通って、首元にスーっと流すー」

//SE:耳周りを通る音


「はーい、これでお耳のマッサージは終わりです」


「うふふ、嬉しそうな顔してる」


ここまで

「弟くんに喜んでもらえて、お姉ちゃんとっても嬉しいよ」


(右、近)ここから、最後まで

「また、マッサージやってもらいたくなったらいつでも言ってね」


「ふー」息を吹きかける感じで


「うふふ、ホントにいつでもしてあげるからね。ふふ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る