第4話 意識の葛藤と暴走

社会へと身を投じると、待ち受ける事は、社会人としてのルールと与えられた仕事をこなしていく事。


そして、人間関係に対する能力のさらなるレベルアップにある。


これらに対応していかなければならず、今まで積み上げてきた、経験が役に立たない事もしばしば起きる。


それに、順応させようと二つの意識と、身体は次のような状態へとなる。


まず、最初に反応するのが、潜在意識である。

感覚から身を置く環境に馴染めず、嫌だと言うもの、又は不安や、恐怖心等。

この潜在意識からの感情を顕在意識が処理しようと働く。

脳機能を使い、考えたり、精神(潜在意識)を落ち着かせる為に、脳機能から身体機能へと働きかける。


よく言われるところのストレスに対する抵抗力である。


ここまで説明してくれば、私と言う魂は、何が一番に反応し、何処が処理し、それが、身体機能へと繋がるか

わかるであろう。


しかし、これが、時に逆走、暴走する場合もしばしばである。


私達が、上からあまりに抑えつけられた時に、暴走する様を考えてもらいたい。


そのような事が意識と身体に起こる事がしばしばあるのだ。


それを「潜在意識」からの暴走であり、また「身体機能からの欲求」である。


潜在意識は、顕在意識からの抑制をひたすら受けるようになると、

それを身体が反応を示す事に繫がる。

つまり、顕在意識からの指示を脳機能が察知するのを、潜在意識が直接脳機能へと送るのと同じなのだ。


これが、「本能の赴くまま」と言えるであろう。


また、身体とは、動物的習性を備えており、生理的欲求等は、身体機能にも備わっている。


生理的欲求とは、

身体に溜まる老廃物を外へ出す(排泄)

身体に必要な栄養素を摂取(食欲)

お腹が空いたりする感覚は、身体からの知らせでもある。


身体が疲労すれば、休息をとる(睡眠)

身体を保護する為にあらゆる欲求を

身体より知らせが来るわけである。


寒い、暑い、身体の痛み、等・・・


身体からの知らせを二つの意識が察知し対応にあたるのだ。


この時に、顕在意識を飛ばし、暴走する時、身体からの欲求と潜在意識の欲求が合わさる。


この場合、顕在意識は、抑制が効かず

欲求のまま、暴走する事になるのだ。


この状態な例えが、

夫婦間での、不倫、浮気などがそうであると言えよう。


身体からの動物的習性により、

子孫を残すと言うものがある。


これが身体には、欲求としてあり、

身体からの欲求が、顕在意識が抑制し、止めると理性にて行動には移されない。


だが、これが、本能である、潜在意識が反応を示すと、身体的欲求と潜在意識からの欲求が前に出てしまい、行動へと移してしまう。


顕在意識と、脳機能がより発達しているならば、抑制され、行動には移されないのだ。

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