第3話 顕在意識(思考)と潜在意識

どんな人にもある魂。

魂は、自分自身であり。


身体は借物である。



また、自分自身である魂には、大きく分けて二つの意識が存在する。


それが、

「顕在意識」「潜在意識」

である。


自分自身には、この二つの意識が存在している。


それぞれの役割を簡単に説明すれば、

「顕在意識」は、思考とも呼ばれ

理性を司るとも言われる。

考える力を持ち、生きる上での必要な事を吸収し、日常生活におけるあらゆる事に対して考え、判断し、行動を起こす。

また、潜在意識からの送られてくる感情、欲求等を抑制する。


「潜在意識」とは、本能とも呼ばれ

感情、欲求(生理的欲求、精神的欲求、身体的欲求等)を司る。

基本的に抑制力はなく、常に自由な感覚を持つ。

様々な感情を持ち合わせており、感情、欲求のまま顕在意識へと送る。


幼少期、小学生時代までに周囲から受けた感情、精神的苦痛等は、自身で消化されずに潜在意識の一部として残る。

なぜ残るのかは、思考である顕在意識の力が弱い為だと言えるだろう。

身体機能であり、脳機能が未熟な為、

考える力を発揮出来ないからだとも言える。



自分自身である魂は、年齢を重ねながら、意識のバランスを保つ事が次第に可能になっていく。

そして日々の日常生活を送りながら、あらゆる経験に対し双方の意識が時にせめぎ合ったり(葛藤)

心を揺さぶられたり(感動)

誰かに恋をすれば、それにまつわる様々な感情(想いやる心、嬉しい、楽しい、嫉妬、不安等)

それらを二つの意識が共に働きながら、自分自身と言う私は成長を果たしていく事になるのだ。


そうして、身体機能、脳機能も備わり

大人へと私は成長する。


社会人として、あらゆる年代層の他者と共に働く経験をしていく事になる。


すると、社会と言うルールの中に身を投じる事でさらなる、意識の葛藤が始まるのだ。


それは、意識にとって苦痛とも言うものを。。




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