第8話
夢の内容が、思い出せなかった。
それに、なぜか一般人が部屋にいた。そこも気になる。組織が壊滅して、自分ひとりになったか。いや、そんな状態なら、まず街が消滅しているはず。
ここはホスピス。分かる。夢ではなく現実。それも理解できる。とりあえず、通信。観視カメラを探した。
まだ、任務は終わっていない。それを伝えなければ。まずはそこから。
その次に、もう一度。
俺の感情を食ったやつを。殺す。今度は間違いなく。夢に幽閉するか、現実で刺し違えるか。とにかく殺す。任務に殉じる。それしかない。他に、何かあったような気もするけど。夢と一緒に忘れたらしい。思い出せない。
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