28話

 アルギスを乗せた馬車がクレールを出て、更に北東へ進むこと2日。


 窓から荒涼とした大地へ移る風景を眺めていたアルギスは、肌で感じる奇妙な違和感に声を上げた。



「馬車を止めろ」



「か、かしこまりました」



 外の景色に困惑しつつも、マリーは振り返って御者に指示を伝える。


 すると、護衛の一団と馬車は徐々に速度を落とし始め、荒野の一角でピタリと動きを止めた。



「あ、アルギス様……」 



(間違いない。何かある) 

 


 マリーが扉を開けるのも待たず外に飛び出したアルギスは、1人確信しながら辺りを見回す。


 そして、ある一点で目を留めると、何もない荒野をギロリと睨みつけた。



「――《傲慢の瞳》よ。私に全てを見せろ」



 アルギスがスキルを使用した瞬間、何もなかったはずの空間はぐにゃりと歪む。


 やがて、騎士や使用人たちが茫然と見つめる中、枯れた木に囲まれた墓地と、その奥に建つ巨大な霊廟が姿を現した。



――――――――



『禁忌の霊廟』:

《傲慢の瞳》により、この『禁忌の霊廟』はダンジョンであると判明。

 

 このダンジョンは瘴気の蓄積により、各地で出現と消滅を繰り返す。


 また、日中は幽体化しているため、発見は不可能。

 

[現在地]:セプルクロフト

 


――――――――



(間違いない、この墓地は見たことがるぞ。それに、あの尖塔は”禁忌の霊廟”だ)



「あ、アルギス様、これは一体……?」



 打ち捨てられたような墓地に、マリーは青い顔でアルギスへ声を掛ける。


 一方、禁忌の霊廟を見据えたアルギスは、満足げな表情で腕を組んだ。



「あれは”禁忌の霊廟”。わざわざ、こんな所まで来た理由だ」



「あれが、ダンジョン……」 



 蔦の絡まった尖塔に目線を上げると、マリーは口をポカンと開けて言葉を失う。


 ややあって、禁忌の霊廟から目線を外したアルギスは、ため息をつきながら後ろを振り返った。



「……ペレアス」


 

「お呼びでしょうか?」



 アルギスが名前を呼ぶと、ペレアスはマリー同様、茫然としている騎士の中から進み出る。


 直立不動で言葉を待つペレアスに、アルギスはニッコリと微笑みかけた。


 

「少々、君に頼みたいことがある」 



「頼みたいこと、ですか?」



 僅かに眉を顰めたペレアスは、警戒心を滲ませながら首を傾げる。


 すると、アルギスは穏やかな笑みを浮かべたまま、ペレアスへ一歩近づいた。


 

「その通りだ。……顔を寄せろ」



「は、はぁ」 



 人差し指で呼びつけるアルギスに戸惑いつつも、ペレアスはゆっくりと膝を折る。


 ストンと表情を失くしたアルギスは、顔を寄せるペレアスの耳元に囁きかけた。



「――お前が国王派の間諜であることは既に分かっている。悪いことは言わん、私に付け」 



「っ!な、なぜ、それを……」 



 底冷えするような声に、ペレアスは目を剥いて汗を噴き出す。


 そのままペレアスが否定することなく口を閉じると、アルギスは寂し気に目を伏せた。



(……ゲーム内の協力者も、やはり現実では裏切者か。ままならないな)



 人知れずアルギスの脳裏には、勇者と並んで戦うペレアスの活躍が思い浮かぶ。


 未だ心にしこりを残しつつも、アルギスは小刻みに震え出すペレアスの体にそっと触れた。

 


「おっと、あまり動揺するなよ?周りに勘付かれるぞ」 



「……私に、一体どうしろと?」



 少しの間が空いて、僅かに落ち着きを取り戻したペレアスは、震える声で質問を投げかける。


 呼吸を荒くするペレアスをよそに、アルギスは口元を歪めて嘲笑った。



「喜んだらどうだ?国王派を捨てるか、命を捨てるか。選ばせてやる」



「どちらも同じことですよ。国王派への報告を止めれば、私は消されます」



 アルギスの提案を鼻で笑うと、ペレアスは目を瞑り、小さく首を横に振る。


 死を受け入るペレアスに、アルギスは表情を変えることなく肩を竦めた。



「無論、これからも報告は私の下で続けてもらう。虚偽の、だがな」



「…………断る道は、無さそうですね。それで、私は何をすれば?」 



 長い沈黙の後、ペレアスは諦めたように頷きを返す。


 一度大きくため息をつくと、アルギスはペレアスの肩越しに馬車を囲む騎士たちを見渡した。

 


「一先ず、このダンジョンについてはバルドフにも報告するな。言いたいことはわかるな?」



「……承知いたしました」


 

 探るような雰囲気を残しながらも、ペレアスは静かに首肯する。


 満足げな笑みを浮かべたアルギスは、ペレアスの肩をポンと叩いて歩き出した。



「話は済んだ。少し離れた所で休憩でもしていろ」



「はっ!」 



 アルギスを追かけるように振り返ると、ペレアスは顔に緊張の色を湛えて深々と腰を折る。


 頭を下げ続けるペレアスを背に、アルギスは使用人の集まる馬車へ向かっていった。



「お前ら、話がある」



「は、はい、いかがされましたか?」



 茫然としてた使用人たちは、近づいてきたアルギスの声で我に返る。


 ちらちらと横目に”禁忌の霊廟”を見る使用人たちを、アルギスは険しい表情で見回した。



「……ここで見たものはエンドワース家の機密事項だ、全て忘れろ。いいか?これは命令だぞ」


 

 アルギスが命令を発すると、使用人たちは何も言わず、一斉に”禁忌の霊廟”から体ごと背ける。


 怯えた様子の使用人たちに、アルギスは目を細めながら口を開いた。



「マリー」



「はい」



 いつの間にか側に控えていたマリーは、影の中から取り出した革袋を次々に使用人たちへと渡していく。


 やがて、全ての使用人が革袋を受け取ると、アルギスはニコニコと笑いながら両手を大きく広げた。



「お前たちの忠誠に対する褒美だ。是非、受け取ってくれ」 


 

「か、感謝いたします……」



 金貨の入った革袋の重みに、使用人たちは怯えと驚きをない交ぜにして頭を下げる。


 使用人たちへの口止めを終えたアルギスは、目を輝かせながら、”禁忌の霊廟”へと足を向けた。



「それでは、向かうとしよう。……マリー、随行しろ」 



「かしこまりました」 



 アルギスが落ち着かない様子で歩き出すと、マリーは音もなく後を追いかけていく。


 墓地の入り口で立ち止まったアルギスは、思い出したように後ろを振り返った。



「渡しておいた聖水は持ってきたな?」



「はい、確かに」 



 勢い込むアルギスに、マリーは背筋を伸ばして頭を下げる。


 小さく息をついたアルギスが前を向き直ると、2人はそれぞれの武器を手に、墓地の敷地内へと足を踏み入れた。


 

「ふむ。墓地に魔物の姿は無しか」



「……やはり、危険なのでは?」



 昼間にもかかわらず仄暗い雰囲気を放つ墓地に、マリーは短剣を抜いて警戒心を露にする。


 しかし、アルギスは首を横に振ると、気楽な調子で歩き出した。



「はっきり言うが、このダンジョンで戦闘をする気はない」 



「では、何をされるのです?」



 きっぱりとした否定の言葉に、マリーは目を丸くして、前を歩くアルギスの背中を見つめる。


 マリーの疑問にピクリと眉を上げたアルギスは、言葉を選ぶように答えに詰まった。



「……このダンジョンの4階層に、とあるアイテムがある、という情報を得た。それを確かめる」 



「しかし、逃げることになりますと、お時間が……」 



 少しの間が空いて、アルギスが計画を話し出すと、マリーの表情は徐々に曇っていく。


 足取りを重くするマリーに対し、アルギスは不敵な笑みを浮かべて、体から黒い魔力を揺らめかせた。



「まあ、見ていろ。――闇夜陣幕」



 アルギスが呪文を唱えると、体から溢れた黒い霧は、ベールのように空中に広がる。


 程なく、霧に包み込まれた2人の気配は、まるで溶けるかのように、ひんやりとした墓地の空気に消えていった。


 

「これで、基本は戦闘が避けられる」



「……ですが、これではアルギス様が常時魔力を消費してしまいます」



 明るい口調で話すアルギスに、マリーは訝し気な表情で言葉を返す。


 禁忌の霊廟が目前に迫ると、アルギスは気にした様子もなく、後ろを振り返った。


 

「ああ。もし戦闘になることがあれば、お前に任せる」



「っ!承知いたしました」 

 


 アルギスの言葉にビクリと動きを止めたマリーは、その場で深々と腰を折る。


 一方、前を向き直ったアルギスは、足を止めることなく、ボロボロの二枚扉へ手を掛けた。



「行くぞ」



「……はい」



 アルギスの声に顔を上げたマリーは、やや遅れて反対の扉へ手を掛ける。


 不愉快な音をたてて開いた扉をくぐると、2人は人気のないホールを抜け、荒れ果てた廊下へと向かっていった。


 

「やはり、ここはスケルトンのみか……」



「……なんだか、昔私達が閉じ込めらた場所に似ていますね」



 蝋燭の灯りだけが照らす、かび臭い廊下に、マリーは眉を顰めながらボソリと呟く。


 マリーの呟きが耳に入ったアルギスは、スケルトンの徘徊する禁忌の霊廟の廊下を見回した。


 

(そういえば、アルドリッチの儀式場もスケルトンの巣窟だったか。……このダンジョンに捕らえられていたら死んでたな)


 

 背筋の寒くなったアルギスが身を震わせると、直後すぐ目の前を数体のスケルトンが通り過ぎていく。


 群れを形成している様子のスケルトンに、アルギスは顔を歪めながら足を進めた。

 


「似ているのは雰囲気だけだ。広さも危険度も比じゃない、注意しろ」



「……失礼いたします」



 手に持った短剣を握りしめたマリーは、迷いのない足運びでアルギスの前に進み出る。


 周囲を徘徊するスケルトンを尻目に、2人は禁忌の霊廟の上階へ向かっていった。


 



 禁忌の霊廟を進み始めて1時間が経った頃。


 魔物にわき目も振らず階層を昇っていた2人は、ついに目的の場所へと辿り着いていた。



「ここだ……」 



「アルギス様、ここは?」



 思わず呟きを漏らすアルギスに、マリーは図書館のような空間を見回す。


 高い天井の装飾は崩れ落ち、朽ち果てた本棚の側にはボロボロになった書物や巻物が転がっていた。



「……あそこだな」

 


 埃っぽい大部屋の中から目的の小部屋を見つけたアルギスは、徘徊する魔物を無視して歩き出す。


 小部屋の前までやってきたアルギスが建付けの悪い扉をこじ開けると、作業部屋のような小部屋には、大きな長机が複数配置されていた。



「お待ちください、アルギス様」 



(たぶん、この辺りに……。《傲慢の瞳》よ、詳細を開示しろ)



 遅れて部屋に駆け込んでくるマリーをよそに、アルギスはスキルを使用しながら机を探し回る。


 そして、長机の1つの引き出しを開けた時、ついに目的のアイテムが目に留まった。

 


――――――――



『鏡写しの指輪』:

《傲慢の瞳》により、この鏡写しの指輪はマジックアイテムであると判明。

このマジックアイテムは魔術の使用時、魔力を消費して同様の魔術を発生させることができる。



――――――――



「……見つけたぞ」



「それは……?」



 アルギスの手に握られた銀色の指輪に、マリーは不思議そうな顔で目をぱちくりさせる。


 満面の笑みを浮かべたアルギスは、じっと鏡写しの指輪を見つめたまま、得意げに口を開いた。


 

「この指輪は使用した魔術と同様の魔術を発生させる。つまり同じ魔術を複数、同時に使用できるわけだ」



「それは……高位階梯の術式でも可能なのですか?」



 アルギスの説明に、マリーは目を剥いて何の変哲もない指輪を覗き込む。


 マリーに呆れ交じりの目線を向けると、アルギスは指輪をポケットにしまった。


 

「可能ではあるだろうが、その分消費魔力量も跳ね上がるからな。できれば使いたくはないぞ」



「なるほど……」



 少しだけ頬を赤くしたマリーは、納得顔でコクコクと頷く。


 名残惜しそうに周囲の魔物を見回しつつも、アルギスは真っ直ぐ出口に足を向けた。


 

「目的の物を手に入れた以上、ここに用ない。さっさと出るぞ」



「かしこまりました。失礼いたします」



 両手を前に合わせて頭を下げると、マリーはすかさずアルギスの前に進み出る。


 図書館のような大部屋を出た2人は、擦り切れた絨毯の引かれた廊下を戻っていった。



 それから数十分が経ち、2階層まで戻った2人が、擦り切れた絨毯の上を歩いていた時。


 突如アルギスに腕を掴まれたマリーは、扉の壊れた小さな部屋へと引き込まれた。



「あ、アルギス様、どうされました!?」



「……静かにしろ」



 顔を赤くして声を上げるマリーに、アルギスは人差し指を立てる。


 そして、額に汗を滲ませると、ひしゃげた扉の隙間から廊下を覗き込んだ。



(なぜ、ノーライフキングがこの階層に……)



 息を潜めたアルギスの目線の先では、上品な王冠を被り、赤いマントを羽織った巨大な骸骨が通路を曲がって姿を現す。


 1人フラフラと廊下を闊歩するノーライフキングの姿に、アルギスは思わず舌打ちを零した。



(あれは5階層まで出現しないはずだろうが……!)



 『救世主の軌跡』において”徘徊者”と呼ばれていたノーライフキングは、ダンジョンの特定エリアをうろついており、遭遇すると戦闘が始まる。


 ダンジョンの適正レベルから大きく外れている”徘徊者”は、戦闘になるとほぼ敗北が決定している魔物だったのだ。


 しばらくして、ノーライフキングが小部屋の前を通り過ぎると、アルギスは大きく息を吐きだした。



「……魔術があるとは、わかっているんだがな」



「アルギス様、今のは……?」



 ノーライフキングの禍々しい雰囲気に、マリーは緊張した表情で短剣を握り直す。


 遠ざかっていく後ろ姿から目線を外すと、アルギスはマリーへ顔を向けて重々しい口調で口を開いた。


 

「あれは、ノーライフキングだ」



「ノーライフキング……あんなのがいるなら、お止めしていました」 



 アルギスの言葉を茫然と反芻したマリーは、一転して頬を膨らませる。


 小言すら言い出しそうな様子のマリーに、アルギスは素早く背を向けた。



「……待たせている者もいることだ。さっさと戻るとしよう」



「……はい」 



 不満げにむくれつつも、マリーは頭を下げてアルギスを追い抜いていく。


 小部屋を出た2人は、そのまま廊下を抜け、1階層へと降りていった。


 

(はぁ、ようやく、ここまで戻ってきた)



 無事1階層へ辿り着いたことに、アルギスは内心で安堵のため息をつく。


 やがて、2人が廊下を戻っていくと、人気のなかったホールには、数人の騎士がやってきていた。


 

(ん?あいつらは?……ッ!)



 辺りを見回す騎士へ近づこうとした瞬間、アルギスは背筋に冷たいものが走る。


 弾かれるようにアルギスが後ろを振り返った背後には、骨と皮だけの顔に喜色を滲ませたノーライフキングが立っていた。



「――ギギギィ」


 

「ぐあぁぁっ!?」



 耳障りな声と共にノーライフキングが人差し指を向けると、騎士は鎧で守られたはずの腹部に穴が開く。


 悲鳴を上げながら倒れる騎士を見たアルギスは、魔術を解除して駆け寄った。



「そいつはこっちで引き受ける!お前らは、さっさとここを出ていけ!」



「は、はっ!」 



 突然姿を現したノーライフキングとアルギスに動揺しつつも、無事だった騎士たちは、傷を負った騎士を残して禁忌の霊廟を飛び出していく。


 ノーライフキングが次なる標的に指を向ける中、アルギスは黒い霧を纏いながら振り返った。



「っく!」


 

「――ギギギィ」



 しかし、アルギスが魔術を唱えようとした瞬間、ノーライフキングの体から紫色の魔力が噴き出す。


 視界を覆う紫色の魔力は、アルギスをすり抜け、騎士の下へ向かうマリーの周りへ集まっていった。



「くそ!間に合わなかったか!」



 横を通り抜ける紫の魔力に、アルギスは顔を覆いながらギリッと奥歯を噛みしめる。


 やがて、3つに分かれた紫色の魔力は、巨大な剣や槍、斧を手に、ギラリと光る紫の鎧を装備した骸骨へと姿を変えた。



「アルギス様!?」


 

「いいから、聖水を使え!」



 ノーライフキングと睨み合ったまま、アルギスは動揺するマリーに向けて指示を叫ぶ。


 アルギスの言葉にハッとしたマリーは、慌てて影の中から聖水を取り出し、周りを囲む骸骨へと放り投げた。



「は、はい!」



「ギィギギィッ!?」



 続けざまにマリーが聖水を投げつけると、骸骨たちは動きを止めて苦しみ始める。


 窮地を脱した様子のマリーに、アルギスは落ち着いた口調で指示を続けた。


 

「……死霊共が苦しんでいる間に、お前らはここを出ろ」



「なぜ、アルギス様はお逃げにならないのですか!?」



 腹を押さえる騎士を抱えたマリーは、アルギスの背中に悲痛な叫びを向ける。


 マリーが近づこうとすると、アルギスはノーライフキングに目線を残したまま、僅かに首を捻った。



「誰かが引きつけないと全員死ぬ。それに、1人の方が逃げやすい」



「ギィッギィッギ」


 

 骸骨たちが魔力へと戻っていく様子を眺めつつも、ノーライフキングは依然として楽し気な雰囲気を見せる。


 立ち止まっていたマリーは、悔しそうに下唇を嚙みながら足元へ影を滲ませた。


 

「……すぐに、帰ってきてください」



「誰にものを言ってる。当たり前だろう」



 騎士を連れて影へ沈んでいくマリーを背に、アルギスは不敵な笑みを浮かべる。


 そして、体から黒い霧を揺らめかせると、これまで一度も触れていなかった腰の剣に手を掛けるのだった。

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