パサパサ

うちのオカメさん、12月になったというのにまだ抱卵中です…。

おーい……。


しかしちょっぴり飽きてきたのか、ここ数日は、夕飯が終わる頃にケージから出してとアピールをし始めました!

とまり木に止まって、反復横跳びのステップを踏み始めるオカメさん。

おおお、久しぶりに見ると感動…。


はっ!

早速ケージを開けます!



ケージから出たオカメさん、まずはお決まりのため糞を出します。

スッキリすると、お次は身体のケアなのですが、これがまあ、ものすごい勢いの羽繕いです。


『 か〜ゆ〜い〜っ!! 』


まるでそう叫んでいるよう。


頭をあっちに向け、こっちに向け、高速で首を振るかのような羽繕いは“狂ったように”と形容しても差し支えなさそうです。



平常であれば、これだけの勢いで羽繕いをすれば、白いフケのような脂粉しふんが撒き散らされます。

しかし、今は千切れた羽毛の先が、ブワッと飛び散るばかりです。


抱卵中のオカメさんは、ケージの隅でひたすらじっと卵を温めているので、羽繕いもしていません。

鳥は、尾羽根の付け根にある尾脂腺びしせんから分泌される脂を、羽繕いによってコーティングし、常に羽根を手入れしています。

フケのように落ちる脂粉は、この脂が乾いたものがほとんど。

お手入れを数週間行っていないオカメさんからは、脂粉があまり落ちないのです。


おかげで羽根はパサパサ…。

普段ツヤツヤピカピカの尾羽根も、ボッサボサです。

普段の羽繕いが、どれ程大事か良く分かります。

うっすら艶のあるグレー羽根色すら、今は何だか褪せて見えて、老けた印象に…。


どんな生き物も、産後ってこんなにくたびれちゃうものなのですね…。



さあさあ、オカメさん!

そろそろ卵をうっちゃって、おバカ飼い主のもとに戻っておいで〜!

……っていうか、戻って来てくれぃ!




※ ようやくケージから出て、小松菜を食べているオカメさんの写真を貼っています。ちょっぴりやつれております…(泣)。↓

https://kakuyomu.jp/users/karamitu/news/16817330667716763928

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