絆創膏

うちのオカメさんは手乗りです。

私が指を足元に持っていけば、可愛く片足をチョイと上げて乗ってくれます。



家族の指には、その時の気分次第で乗るか乗らないか決まるようです。

チョイと乗って肩まで上がることもあれば、乗ろうとしておいて、やっぱやめたーと下がることも。


美味しいものや、おもちゃを持っていれば、そそくさと乗ってくれます。

私が出掛けていてなかなか帰ってこない時は、更に大人しく乗ってくれるようです。




さて、いつもはサッと私の指に乗ってくれるオカメさんですが、絶対乗らずに怒って指を噛じる時があります。


それは絆創膏を貼っている時。


オカメさん、絆創膏は嫌いのようで、激しく怒って突付きます。

人差し指以外に絆創膏を貼っている時は、指を握り込んで出せば誤魔化されてくれますが、気付いた時は大騒ぎです。


『だましたなー!』


という感じで、連続で強烈に突付かれます。

……ハイ、ごまかしてごめんなさい。



あかぎれがすぐ出来る私は、冬場は絆創膏によくお世話になるのですが、オカメさんがこのように豹変するので、出来るだけ貼りたくありません。


そこで水絆創膏。

透明の液を塗って、乾いたら傷を保護してくれるものです。

おお!

これならオカメさんもきっと嫌がらない!


……と思ったら。


ある程度経つと、縁がちょっぴりめくれてくる水絆創膏。

セロハンテープを剥がすのが大好きなオカメさんが、放っておくはずがありません。

まだ中央はぴったりくっついているのに、縁を嘴の先で摘んで、ピリピリと引っ張るオカメさん。


……地味に痛いんですけどーっ!



う~ん、冬までに対策を考えなければいけませんね…。


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