お弁当
うちのオカメさん、放鳥中は、居間にあるおやつ場でおやつを食べます。
最近のお気に入りは、むきオーツ麦。
固い外皮を
『贅沢』の回で書きましたが、オカメさんは皮を剥いてあるにも関わらず、更に薄茶の外側を残します。
さて、オカメさんは満足するだけ食べると、ピョンとおやつ場から降りて散歩を始めます。
その時、必ずと言って良いほど、一粒だけオーツ麦を咥えて行くのです。
ホグホグと嘴の先で、器用に中の白いところだけを食べると、オカメさんはその辺にポトンと食べかけを落として去って行きます。
オカメさんはその時々で、色々な場所に食べかけを落として行きます。
居間の床、机の上、廊下、台所の床、冷蔵庫の上……。
そして、お散歩中に自分が落とした食べかけ見つけるのです。
『あ! おいしいもの発見しました!』
オカメさんは、自分が落とした食べかけを拾って、嬉しそうにまた食べます。
我が家では、この落とされた食べかけを、を“お弁当”と呼んでいます。
落としっぱなしではなく、拾って食べるので、“落とし物”ではなく“お弁当”。
オカメさんのお弁当、なぜかオカメさんが移動しない所にも落ちていることがあります。
例えばお風呂場。
日中は風を通すために扉を開けていますが、怖いのかオカメさんは入りません。
……なぜ?
それから、ベランダ。
飛んでしまうといけないので、絶対連れて行かない場所です。
…………なぜ??
押入れの中や、階段上の窓際など、オカメさんが近寄らない場所に、時々落ちているお弁当。
うーん、ミステリー…。
なーんて思っていたら、あっさり原因が判明しました。
オカメさん、私の肩にもお弁当を落としていたのです。
私が移動して動く度、肩からポトリと落ちるお弁当。
種子散布する鳥は、こんな風に知らぬ間に種を蒔くのね…。
そんな事を考えながら、食べられなかったお弁当を、こまめに拾うおバカ飼い主なのであります。
※ 大好きなトウモロコシを食べた後の、ひどい顔のオカメさん写真を近況ノートに貼っています。↓
これもその辺に
https://kakuyomu.jp/users/karamitu/news/16817330662746774150
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます