水浴び
インコ達は、お風呂の代わりに水浴びをします。
インコの種類によって、水浴びの頻度は様々。
元々オカメインコは、乾燥した地域原産なので、しょっちゅう水浴びが必要な種類ではないようです。
個体差があるので、水浴びが好きな子もいるかもしれませんが。
うちのオカメさんの水浴びは、週に一、二回程度。
大体は、洗面台で行います。
水浴びしたくない時は、私が洗面台の前で歯磨きをしていても、肩の上から動きません。
しかし、水浴びしたい時は、誰が歯磨きしていようが顔を洗っていようが関係なく、洗面台の縁に飛んで行って、水浴びしたいとアピール。
そうなると、誰もが洗面台をオカメさんに明け渡します。
栓をして、ちょっぴり水溜りを作ってあげると、洗面台の縁でソワソワ。
降りるまでが大変で、一歩足を下ろそうとしてはやめ、後ろを向いたり、前を向いたり、なかなか降りません。
……オカメさん、いい加減飛び込みなさいな。
ようやく覚悟を決めてピョンと降りれば、チョイチョイと嘴で水溜りを突付いては、ぷるぷると頭を振って飛沫を散らします。
その内お腹も浸けて、胸も浸けて、背中に水を飛ばし、尾羽根をパララと震わせて、存分に水浴びを楽しむのです。
満足すると、縁に上がってくるオカメさん。
羽根は濡れそぼって、びしょびしょのボソボソ。
何とも笑える姿です。
冬はドライヤーで乾かす手伝いをしますが、それ以外はひたすら羽繕いをしながら自然乾燥です。
さて、そんなオカメさんですが、水浴びの後に嗅ぐと、匂いがいつもと違います。
……非常に臭いのです。
例えるならば、濡れた雑巾の匂い。
新品ではありません。
使い古された雑巾を、洗って絞った匂いです。
クンクン……、くさっ。
普段、あんなに甘く香ばしい匂いなのに、羽根が濡れるとどうしてこんなに違うのか……。
まあ、臭いと分かっていても、水浴びの後に嗅いでしまうのですけれどね。
※ 近況ノートに、水浴び後のオカメさんの写真を貼っています。興味を持たれた方はご覧下さいませ。
https://kakuyomu.jp/users/karamitu/news/16817330662551055979
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