第5話料理の鉄人
今から30年に「料理の鉄人」という番組があった。
鉄人に挑戦者が料理対決で白黒つけようとする番組で面白く、高校を卒業するまで見ていた。
同級生は料理の鉄人の影響で、高校は調理科に進学して、東京の料亭に就職したが先輩に殴られ辞めた。
それから、スーパーの鮮魚コーナーで働き、今はなぜか、市バスの運転手をしている。
何かと、同級生と料理対決したものだった。
テーマは「鶏」で、僕は鶏肉の甘辛煮同級生はチキンラーメン。
数人の同級生似食べさせて、調理科の同級生に勝った思い出がある。
また、高校の調理実習では7000円もする小さ目のアンコウを仕入れて、アンコウ鍋を作った。
吊るし切りはしない、調理法で作品にした。
生徒はアンコウ鍋に群がった。
先生は、
「何十年も家庭の調理実習してきたけど、アンコウ鍋を作ったのは君だけわ」
と、言わせたもんだ。
それから、僕は包丁を毎日握った。
スイーツも作った。
今、料理レシピを連載しているが、きっかけは料理の鉄人だったのだ。
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