企画参加コンテンツ再掲載
カクヨムプロットコンテスト「前半」
②ラブコメ「攫われお姫の戯れタイム」
※現在は「魔女とバグと箱庭計画」にタイトル変更
https://kakuyomu.jp/works/16817330659794519107
公開日―2022年10月7日―【スニーカー文庫編集者】カクヨムプロットコンテスト【担当なります】――の企画用になります。
…【プロット】その1
◯参考作品
以前書いた自身の短編「攫われタイムライン」を膨らませたものになります。
発想は「スーパーマリオシリーズ」のピーチ姫が何度も攫われるところから。
◯世界観
【現実世界】と魔女たちが作った【箱庭(仮想)の世界】(※イメージはVRMMOのゲーム世界……ただしステータスなどはありません)の二つが存在し、舞台となるのは箱庭の世界。
人類が滅んだ現実世界にて、残された魔女たちが「……この世界に人間は必要だった」ことに気づき、人類を復活させようとする。
手元の箱庭(仮想世界)で国・町を作り、そこで生まれた生命体を成長・繁栄させることで、滅んだ人間とそっくりな生命体を作り上げる。
その後、箱庭の管理者である四人の魔女が、それぞれが作った箱庭をくっつけ、仮想世界を広げることで、さらなる発展を進行させる。
そして充分な発展を確認できた時、箱庭の世界をそのまま現実世界へ移動させ、滅んだ人類を復活させる……という魔女たちの計画。
箱庭の中にある、自然が豊かな島国・水の都・カジノ・英国都市……その中で、「英国都市」が主な舞台となる。
【キーワード】
『バギー帝国』
滴る墨汁(液体ではない)が、人型・動物型へ形を整えた存在。
四つの箱庭をくっつけたことで生まれた【バグ】である。
『バギー帝国の尖兵・精鋭』
人や物体の「穴」や「隙間」に入り込んで不具合(破壊/構築)を起こす存在であり、魔女たちはその存在を早急に片づけたい。
※現時点では、バグを消滅させる「修復ソフト」などは存在していない。
『バギー・プログラム』
人の穴に入り込んだ「バグ」が、完全に対象を飲み込むまでの間、偶然にもその対象に宿った特殊能力。
バグに対抗する術を持たない箱庭の人間が唯一対抗できる「武器」となってくれる。
ただし、使えば使うほどに「バグ」の進行は早まるため、能力者本人の自我がバグに奪われるリスクもある。
『魔女ネーム』
魔女が箱庭の世界で使用している名前のこと。
元人間の魔女たちは「人間の頃の名前」・「魔女としての名前」・「箱庭で使用する名前」の三つがある。
◯主要キャラクター
1「主人公」パトリクス/箱庭の住人・十七歳
雑に切った肩まで伸びた白髪。
童顔で、無害そうな顔をしているが、平気で人を騙し、利用する。
自身の童顔も悪用することに抵抗がない。
捨て子で親がおらず、路地裏生活を強いられている青年。
生活環境にしては、ある程度の整った身なりをしているが、日頃から盗みを働いているため、贅沢こそできないが人並みの生活を送ることはできている。
ある日、急に大金が必要になったパトリクスは、普段の小遣い稼ぎでは期限に間に合わないことに焦る。
こうなればリスクは高いが、貴族の屋敷へ侵入し、一発逆転を狙い「高価な金品」を盗もうとするが、屋敷の厳重な警備に手が出せなかった。
その時、彼は最近知り合った貴族の少女を思い出す。
「攫われ体質」の少女を利用すれば、攫われているあの子は一時的に金品を保管するための「倉庫代わり」になるのではないか?
【イメージしているセリフ】
「あの子が攫われている限り、誰にも手出しはできないはず……!! あとで絶対に助け出すからちょっとだけがまんしててよ!!」
「生まれ変わったらまた会おう。今度は怪盗とお姫さま……なんて不釣り合いな関係じゃなくてさ……、来世でも、君を奪うと誓うよ」
2「ヒロイン」ハガネ(通称・お姫)/箱庭の住人・十六歳
金髪ポニーテール。貴族の末っ子であるが、高価なドレスを着ることもなく、お勉強、習い事に日々追われているわけでもない。
外で駆け回る少年のような格好をした彼女は、両親にただ怒ってほしかっただけだったのだが……、両親はおろか、兄も姉も、彼女のことを「いないもの」として無視をしていた。
自分は不要な子供であることを自覚した彼女は、(心の穴のせいか)不意に、箱庭世界の裏側、意図せず「バギー帝国」へ侵入してしまう。
そこで知った箱庭の真実。
「……この世界は、本当の世界じゃ、ない……?」
真実を知ったハガネを放置するわけにはいかない魔女が、彼女の情報を書き換えた。
真実を知った記憶に蓋をし、家族に見放されたという「穴」をさらに大きく広げることによって、バギー帝国の「尖兵」を誘き寄せたのだった。
何度も何度も、理由が分からずに攫われ続けるハガネは――ある日、青年・パトリクスに救われる。
家族以外から初めて向けられた愛情(ハガネの思い込みだが)に、彼女はパトリクスに強い好意を抱く。
彼に会いたい……。
攫われればまた彼に会える……それを期待し、彼女は日々、攫われ続けている。
【イメージしているセリフ】
「わたしもついていく。……逃走ルートの確認? だいじょぶだよ、だってわたし、すぐに攫われるし。気づいたらお屋敷から出てるはずだよ」
「何度も何度も攫われたから見ているの……『裏の間の世界』を……バギー帝国を! だからお城の中のショートカットなら任せて!!」
3「謎の人物枠」魔女パンデミック/現実世界の魔女・年齢不詳(見た目は二十四歳)
英国都市の魔女。
薄っすらと透けた黒い外套を身に纏う。
そのため全体的に薄っすらと肌色成分が多い女性の魔女。
紫色の髪を、被ったフードの中にしまっているため、長さは不明。
薄く黒い布で顔を覆っている。
前髪は目元を軽く隠す程度であり、目元の横のホクロが特徴。
ハイヒールのカツカツ、という音が登場の合図にもなっている。
おっとりとしているマイペースな天然系のお姉さん。
「えーっとぉー、うぅーん、そうねぇー」など、伸びた言い回しをする。
その独特な間が会話のペースを乱れさせる。
スロースターターでスローペースだが、魔女の中では最も「熱血」。
他者の感情につられて、モチベーションを上げるタイプ。
素直で、感情をよく表に出すため、魔女の中でも「なにを考えているのか」分かりやすい。
【イメージしているセリフ】
「あらまああらまあ…………知っちゃいけないこと、知っちゃったみたいねえ……あー、いけなーいんだー」
「悪いけど譲れないわね、あの二人は私のものだから。たとえ『情報』が消えても、『モデル』を渡すわけないでしょぉッッ!?」
4「3章のヒロイン・乗っ取られたラスボス枠」魔女・M(マグニ)・チュード/現実世界の魔女・年齢不詳(見た目十五歳)
水の都の魔女。魔女の中では最も年下であり、魔女歴でも最年少。
大きいサイズの黄色い外套を身に纏い、深々とフードを被った、亜麻色の髪をした小柄な少女。
大小、様々なぬいぐるみを脇に置いており、彼女のお世話はそのぬいぐるみがほとんどやっている。伸びた髪を切って、肩ほどに揃えているのもぬいぐるみの仕事だった。
この「ぬいぐるみ」を動かしているのは、魔女が「自身の箱庭」だけで使える「特権」のおかげであり、情報の書き換えや、物体、人物の操作が思いのままになる。
ただし、手を入れ過ぎれば、潜む「バグ」が入り込む「隙間」を作りやすくなるというリスクもあるが……。
魔女の中では珍しく単独行動を嫌う。ぬいぐるみがその証拠である。
能動的に都の人々と交流をしている。彼女自身は警戒心も薄く、おとなしくて無害だが、ぬいぐるみは別であり、過剰な防衛機能がついているため、彼女に危害を加えようとすると反応して殺人兵器に様変わりする。
魔女スコールに依存するほど、懐いている。
【イメージしているセリフ】
「あたしはいいけど……みんな(ぬいぐるみ)がダメだって言ったらダメだかんなっ」
「やだ、やだよスコール……っっ、ごめんなさい良い子にするから、だから見捨てないで……ぅう!!」
5「3章の敵役」魔女スコール/現実世界の魔女・年齢不詳(見た目は十九歳)
島国の魔女。
他の魔女が作らなかった世界を構築したように、感情よりも効率や結果を重視する少女。
魔女の中でも規律を重んじる、リーダー的な存在……。
ゆえに、他の魔女からは怖がられている。
片目に眼帯をはめている、黒髪ツインテール……、
(魔女・M・チュードに遊ばれた末の髪型が定着した)。
ツインテールならみんなに怖がられない、と言われたが、結果は変わらず。
ただ魔女・M・チュードが気に入っているため、そのままである。
……眼帯は、左右の目を順番に休めれば眠る必要がないのでは? と思いついて、それを実際にやっちゃう子である。
結果、土の上で寝ていることが多く、短時間の仮眠で済んだことを得と考えて仕事に没頭してしまう。
湧き出る「バグ」を一掃するために、箱庭世界を一旦リセットすることを視野に入れている。
生命体が全て消滅するが、また新しく作ればいい、と。効率を重視した彼女らしい考え方だ。
【イメージしているセリフ】
「バグが出たらその都度、退治していくの? ……バカみたいじゃない。だったら一回、全てをなかったことにして、バグがない前提で新しい世界を作ってしまった方が効率が良いわ。バグのせいで先に進まないならこんな世界――ぶっ壊してしまえばいい」
6「敵?味方?枠」魔女フラッシュ・オーバー/現実世界の魔女・年齢不詳(見た目は二十歳)
カジノの魔女。
魔女の中で最もテキトー。意見がころころと変わる気分屋である。
通称・魔女側の「バグ」。
銀色のしっぽ髪。
裸に黒い外套という、ギリギリな服装を身に纏っている。
彼女曰く、「暑苦しいから裸がいい」らしい。
細かいことは知ったことか、とにかく力づくで解決を――という単純な思考回路をしている。
楽しそうな方へ流れていくので、扱いやすい魔女でもある。
彼女に善悪はなく、だからこそ面白そうなら悪にも偏る危うい存在。
ただ、流れに乗れば最後まで辿り着く。
尻拭いまで含めて、最後まで責任は取るつもりだ。
「面白そうなことしてるじゃん、アタシも混ぜてよ……。
安心しなよ、花なら持たせてあげっから」
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