第23話 日常
「ん、ん〜よく寝た」
平和だな〜。最近何も起こらないし。入学してから色々ありすぎてこんなに普通の生活してるのが不思議に思えてきちゃう。まぁ、いいことだけどね。
よし、顔洗いに行こ〜っと。
生徒会メンバーの人たちと顔合わせをしてから1ヶ月ぐらい経った。
特に変わったこともなく、瑠花ちゃんの恋の行方を見守りながら楽しく過ごしている。
とここで、久しぶりのイベント発生〜!
なんと明日は6月22日、香澄の誕生日なのだ!
もちろん手紙とプレゼントはもう準備してある。今は私の手元にないんだけどね。
なんでかっていうと、引っ越してからは毎年海外の実家からプレゼントを送ってたんだけど、今はこっちに戻ってきてるから一旦実家に香澄にあげるプレゼントを送って、それをまたこっちに送ってもらうようにしたからなんだよね〜。
うん、けっこう大変だった。よく頑張ったぞー私!
クンクン
ところで、さっきからめちゃくちゃ美味しそうな匂いがするんだけど、もしかして今日の朝ご飯はホットケーキなんじゃない!?
うん、この匂いはホットケーキで間違いないはず。
よし!さっさと着替えて朝ご飯だー!
ガチャ
「あ、おはようございます美波さん。ちょうど朝ご飯の準備ができましたよ」
「おはよう彩芽ちゃん、わ〜美味しそうだね、ありがとう!」
「いえいえ、じゃあ食べましょうか」
「うん!いただきます」
ん〜美味しい!
朝ご飯は一週間ごと交代で作ることにしてるんだけど、私はあんまり料理が上手じゃないから私の番のときは食堂に行ったりしてるんだよね。
彩芽ちゃんばっかりに作らせてるから、これから料理の勉強してみようかな〜。
そうだ!早百合は料理が得意だし今度教えてもらおー!
そして数十分後、登校した私たちは朝のホームルームの時間を過ごしていた。
「あ〜今日はみんなに伝えることがあるんだが聞いてくれるか〜」
なんだろう?なんかちょっと嫌な予感がするんだけど…。
「そろそろ入学して2ヶ月ちょっと経つからな、『ーー』をしようと思うんだが反対の奴はいるかー?」
えっ!嘘でしょ!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます