第4話 シン・チークダンス

 抵抗はあったが素直に答えられた。

「あ、そう宜しくね、キミ可愛いね、誰を誘おうか、迷ったけど、キミにしたわ。優しそうだったから・・・。」

真っ直ぐ俺を見詰めて言葉を絡める。


 俺より背が低いけど、上から見ている?

彼女の言葉に答えられなかった。

 未だ歳の差とか、男女の差とか気にしている心が未成年なガチでティーンエイジャー、幾ら19歳で遊び人を気取っていても早々と見抜かれてしまっていた。


 遊んで無い男。


「ホントのチークダンス、知ってる?」


イヤ、知らないよ。」


答えが素直になってしまう今日の俺・・・。

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