52 新しいアーツスクロール
「キルさんや! 今日は何を作るのかのう?」ゼペック爺さんがキルの様子を見にくる。キルは魔石の粉をたくさん作っていた。
「ホウホウ、 たくさん作るつもりじゃのう。」
「ハイ! 今日はたくさんのアーツを見て来ましたので、そのスキルスクロールを作ろうと思っています。」キルは喜んで答えた。
「そうかそうか、 昨日はえらくたくさん作っておったようじゃが、少しは売れたのか?」
「イエ、、、、ヒールを20個ギルドに下ろせたんですけれど、、、」
「売れなくても値段を下げてはいかんぞよ。そんな事をしたら値段はドンドン下がっていくものだからのう。わかったな。」
「はい。もう売れなくても貯めておけば良いや、、、と思ってます。」キルは愛想笑いをするしか無い。しかし在庫の山になりつつある。
今度また商業ギルドに卸しに行こうと思うキルである。そうしないと材料代が底をつきかねない。
ライガーの魔石を粉にし終えてスクロールの作製を始める。
まずは兜割から、紋様を思い浮かべてその紋様からスキル化した紋様を思い浮かべる。
蝋皮紙に手のひらをかざし紋様を刻み込む。光が手のひらを包む。
兜割のスキルスクロールが出来上がった。
試しに自分に使ってみると確かに身に付いた感じがする。次はヘイトテイカー、そしてシールドバッシュ、作っては自分に試して身につけていく。次は流星槍、そしてショットランス。5つのアーツを身につけて、確認のためにステータスのスクロールを使う。
ステータス
キル 人族 14歳 討伐経験値 419 討伐レベル 41 (910)
職業(ジョブ) 中級スクロール職人 レベル81 (5/10 スクロール作成経験値 805)
初級剣士 レベル35 (5/10 剣士討伐経験値 345)
(中級剣士星なし未開放)
初級盾使い レベル15 (3/10 盾使い討伐経験値 143)
初級魔術師、聖職師、槍使い
レベル6 (2/10 。。。討伐経験値 52)
HP 148/148 :(100+10 )× (14/20) +41+30
MP 148/268 :(100+10 )×(14/20) +41+ 50 +100
EP 148/268 :(100+10 )×(14/20) +41+ 50 +100
回復能力(HP、MP、EP) 休憩 1時間で1/5回復
睡眠 5時間で完全回復
攻撃力 141 : 100×(14/20) +41+30
防御力 141 : 100×(14/20) +41+30
腕力 141 : 100×(14/20) +41+30
知力 241 : 100×(14/20) +41+30 +100
器用さ 331 : 100×(14/20) +41+20 +200
素早さ 131 : 100×(14/20) +41+20
走力 121 : 100×(14/20) +41+10
耐性 物理 レベル1
毒 レベル1
ギフト(才能) スクロール職人⭐︎7
ジョブスクロール 剣士⭐︎1 盾使い⭐︎1
魔術師⭐︎1 聖職師⭐︎1 槍使い⭐︎1
習得スキル 魔法 クリーン ストーンショット(土) ファイヤーボム(火)
アーツ (剣士)飛剣撃鎌鼬 (剣士)兜割
(盾使い)シールドバッシュ (盾使い)ヘイトテイカー
(槍使い)流星槍 (槍使い)ショットランス
索敵 攻撃力強化 防御力強化 腕力強化 素早さの強化
確かにアーツは身に付いていて、スクロールはちゃんとつくれていることがわかった。
それと昼間に使ったファイヤーボムの魔法消費量は20らしい事もわかった。
キルはもう1つづつスキルスクロールを作ってみた。そこで魔法回復薬を飲み200も魔力を回復。何を作ろうかと考える。
結局今日はこの5種類のスクロールを作る事にしてその後魔法回復薬を合計5回飲んでそれぞれ10個づつ作った。それとステータス2とハイヒールを一つ作って今日使った分の補充をし、魔力をからにしてスクロール作りを終わりにした。
自分にヒールをかけなかったのでお腹がえらく苦しかった。
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