11話・自己紹介

ほんっとうにF5がウザイ、どうにか使いたくない時が機能を消しておく方法とかないだろうか。

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 私が勝利した後、順調に勝ち進んで行き私は優勝した、その後怪我した子を治し、気絶した子は起こして、教室に帰った。

 教室に帰ると梨愛先生が急に私達に仲良くしてほしいと言い出した。


「まあ、いきなり勝負をさせたが、やはり、私は皆には仲良くしてほしい、仲良くすると言えば、自己紹介だろう、まあ、いきなりしろと言われても何を言ったらいいか分からないだろう、私から始めよう」


 何故梨愛学長がするのだろう、という疑問は置いておいて、私達は自分の自己紹介を考える。


「私は入学式でも話した通り、此処の学長をやっている笹浦 梨愛だ、こんな姿だが、私はもう27だ、ロリとか幼女だとか言ったやつは……分かってるよな?

 まあ私の自己紹介はこれで終わりだ、次は由佳君、君がしろ」


「えっ!、私もですか?」


「決まってるだろう」


「はぁ~仕方ないですね、私は、細川 由佳です、貴方達の担任の一人で、元遠征隊のメンバーです、貴方達の異能の上達や、勉強などのお手伝いをします、卒業まで担任になりますのでよろしくお願いします」


 さて、次はだれがするのだろうか……と考えていると、私が最初に戦った二人が手を挙げた。


「俺は戸次とつぎ 理来りくだ、俺の異能は《凍結》と《氷操》だ、簡単に言うと氷や冷気を作り出したり、操ったりする異能だ……で、こいつが」


真谷しんたに 空良そらだ、俺の異能は《獄炎》、体や触れているものから事由に炎を出す異能だ、こいつとは幼馴染で、まあ何かあったら俺に言ってくれ、叱っておく、これからよろしく頼む」


 確か、最初と最後は避けた方がいいとどこかに書いてあった気がする、そろそろ私もするか。


「次は私が、私は代表挨拶の時にも名乗りましたが、姫宮 絢と言います、異能はいくつか持っていますが、よく使うのは《創造》と《因果》です、卒業までよろしくお願いします」


 っと、簡単な自己紹介をし、着席しようとすると、梨愛学長が私に話しかけてきた。


「少し待て、姫宮 絢、お前はあとで学長室に来い」


「……学長室ってどこですか?」


「あぁ、そう言えば、このクラスにはまだ学校の案内をしてなかったな、まあいい、後で私についてこい、お前には明日のことで話がある」


「分かりました」


 明日の事……何の話だろうか、私がそんなことを考えている間にも、どんどん自己紹介は進んでいく、一応全員の名前は憶えた、詳細な事は追々分かって行くだろう。

 自己紹介が終わると、梨愛学長は私を呼び、他の人たちには、中を深めておくことを命令して、教室を出ていくので、私もついていく。


◆◇◆◇△▼△▼


 学長室についてから15分、一切会話はない、ずっと無言だ、梨愛学長は学長室につくなり、椅子に座り、私をずっとにらんだまま何も話してくれないので、話が進まない、私から話しかけるべきだろうか、由佳お姉ちゃんはみんなを見るために教室に残ってしまったし、どうしたらいいか全くわからない。


「……お前、さっきのトーナメント戦、制限をかけた初戦ですら全く本気を出してなかっただろ」


「はい……まあそうですね」


「なぜ一度も本気を出さなかった?」


「本気を出したら、あの子達死んじゃいますし、この場所も無事じゃすまなかったですよ」


「はははっ、言うじゃないか、明日は弱めのモンスターの対処だったが、お前には私でも苦戦するようなやつを用意しておく、それに伴い、防御性能も強めにするから、明日はお前の実力を見せてくれ」


「分かりました」


「じゃあ戻るぞ、お前も同級生とは仲良くなっておけ」


 私はその言葉にこくりと頷き、梨愛学長の後に続いて、教室に戻ったのだった。

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明日はこっちと向こうの2話上げられるといいな

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