5話・学力試験・異能

血濡れの少女、被った血はどうなったのか、いつの間にかシャワーを浴びたのです

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 学力試験が終わって、私はもう一つの試験異能試験を受けるはずだったんだけど、何故か他のみんなとは違って、一人で試験を受けることになった、計測の順番は自由に決めることが出来るらしい、私がまず選んだのは砲丸投げ、選んだ理由は『ただボールを投げるだけだから一番簡単そう』というだけ、職員さんは砲丸投げの説明を始める。


「そこに書かれた円の中から、扇状の判定線の方向に向けて投げてください、今回投げていただく砲丸の重さは通常4㎏の所、今回は10倍の40㎏の物を投げていただきます、判定線は50mまでしかありませんがそれ以上投げていただいても構いません」


 そう言われて、砲丸を渡される、砲丸を持ってきた男の人はとても重そうにしている、私はそれを片手で受け取り、円の中に入り、大きく後ろに振りかぶって投げる、私が投げた砲丸は轟を上げ、はってあったネットを超えもっと遠くまで飛んでいく、それを見て私も、職員の人も、砲丸を見失ってしまった。


「き……記録、50mオーバー……、次の計測にお進みください」


 この後、記録をしていた人たちからの視線がかなり変わった、

 その後の測定はこんな感じだった。

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・500メートル走ー0,01秒

・パンチングマシンー破壊

・飛行測定ー高度不明

・物質作成ー測定不能

etc.

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 測定にはそれなりの時間がかかってしまい、全てが終わるころには日はもうかなり西に傾いていた、終わってから気付いたが、由佳お姉ちゃんがいつの間にか見に来てくれていた、記録をしていた人が、「結果は後日お伝えします」とだけ言われ、私達はその発表を待つことになった、それからしばらく家に向かって歩いていると、由佳お姉ちゃんが何かを思い出したようで急に足を止めた。


「由佳お姉ちゃんどうしたの?」


「ちょっと忘れててね、絢ちゃん昨日あった偉そうな人憶えてる?」


 そう言われて頭の中には一人の顔が思い浮かんだ。


「多分憶えてる!!」


「その人は私の上司なんだけどね、今日絢ちゃんに直接会いたいって言いだしてね、絢ちゃんは良い?」


「うん、いいよー」


 そして私達は上司さんの所に行くことになった。

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怖いと思っているホラーゲーム程手を出したくなるのはなんでなんだろうか?

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